浦和レッズは15日、桐蔭横浜大FW肥田野蓮治(3年=関東一高)の2026シーズン加入内定を発表した。
肥田野はクラブを通じ、「2026シーズンから浦和レッズに加入することになりました、桐蔭横浜大学の肥田野蓮治です。浦和レッズという偉大なクラブの一員としてプロキャリアを始められることを大変うれしく思います。そして、家族、指導者、チームメートをはじめとするこれまで関わってくださった全ての方々に感謝し、自分のプレーで恩返ししていきたいと思います。加入は来季からとなりますが、自分の特長である左足のキック、推進力を存分に発揮し、チームの勝利に貢献できるよう、謙虚に直向きに努力していきます。浦和レッズに関わる全てのみなさま、よろしくお願いします!」とコメントしている。
■大学サッカー最後の1年間は、浦和行きが決まった中で…
2年次の冬、浦和のキャンプに参加した。浦和からは3年次のプレーも見た上で24年秋に正式オファー。「スピード、推進力、左足のパンチ力」や「前を向いて個人で打開できるところで違いを作れる」といった点を評価された。正式オファーは浦和のみ。複数クラブからも関心が向けられていたが、いち早く浦和が勝ち取った。
関東一高では3年次に背番号10を着けて選手権にも出場し、大会優秀選手にも選ばれた。高校時代はMFとして右サイドハーフやシャドーとしてプレーしていたが、大学からはFWに変更。フィジカルとスピードの両面が向上したことで、最前線に立つことになった。
2024シーズン、大学3年次で再び10番を着けた。24年夏に“裏大臣杯”として始まったサマーユニバーズフェスタ2024Presented by スポナビでは優勝の原動力として5ゴールで得点王を受賞した。一方で、関東大学1部リーグでは15試合3得点に終わり、冬の全日本大学サッカー選手権(インカレ)は負傷明けによる途中出場やコンディション不良が続いて1ゴールのみ。チームは準決勝まで勝ち進んだものの、肥田野の24シーズンは不完全燃焼に終わった。
決定機創出はチーム屈指の実力を持つが、肥田野自身は得点力に課題を見出す。「得点を取るところはまだまだ。シュートチャンスは作っているけど、あとはそこで決め切る力。そこをもっと突き詰めてやらないとプロに行くときに厳しい」と語っていた。大学サッカー最後の1年間は、浦和行きが決まった中で戦いに臨む。
「FWなので得点にこだわらないといけない。来年度はチームを引っ張って、1試合で絶対に1点を取る。得点を取ってチームを勝たせるところを突き詰めてやっていきたい」(肥田野)。プロの舞台に上がる前に、さらなる成長と結果を求めていくつもりだ。
以下、クラブ発表のプロフィール
●FW肥田野蓮治
(ひだの・れんじ)
■生年月日
2003年12月1日
■出身地
千葉県
■身長/体重
181cm/75kg
■経歴
東習志野FC-FC東京U-15深川-関東一高-桐蔭横浜大
(取材・文 石川祐介)
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Source: 国内リーグ
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