第24回東北高校新人サッカー選手権大会 (男子)は尚志高(福島1)が2連覇を達成しました。関西を中心にジュニアから大学生、Jリーグまで精力的に取材する森田将義記者は例年と同じく“東北新人”全日程を取材。その森田記者に“東北新人”で印象的なプレーを見せた11人を紹介してもらいます。
森田将義記者「今年の東北新人は連覇を果たした尚志高、惜しくも2回戦(準々決勝)敗退となった青森山田高の強さとタレントの多さが目を惹く一方で、各校にいる個性的な選手も光っていました。そうした選手の中から今回は、今年の高校サッカーシーンで注目を集める可能性を秘めた11人をピックアップしました。いずれもキラリと光る特徴を持った選手ばかりなので、春以降のリーグ戦やインターハイ予選で注目してみてください」
以下、森田記者が選出した11名
GK阿部悠大(山形中央高2年)
新庄市立日新中学時代はフィールドの選手だったが、高校に入ってから守護神へとコンバート。今大会は高橋宣登(2年)、武田峰碧(2年)のCBコンビに支えられながら落ち着いたセービングを何度も披露した。許した失点は準決勝の1失点のみで、4強入りを果たす原動力になった。
DF壱岐翼(東北学院高2年)
16強入りを果たした2024年度の選手権でも持ち味である運動量の多さは証明済み。主将として初めて挑んだ今大会は、堅実な守備でのボール奪取から右サイドでアップダウンを繰り返し、チームを盛り上げた。
DF松澤琉真(尚志高2年)
FC東京U-15深川時代はFWだったが、昨年6月からCBとしてプレー。187cmの高さを生かした競り合いの強さとともにチームメイトとの自主練で磨いた対人の強さを発揮し、相手に決定機を与えない。早生まれであるため、U-17代表入りも狙える選手だ。
DF石野裕也(学法石川高2年)
目を惹くのは守備での粘り強さ。「CBなので身体を張らなければいけない」と話す通り、相手との接触や怪我を恐れず身を投げ出してチームのピンチを何度も救った。その奮闘ぶりは稲田正信監督も「頑張るのも一つの技術」と高く評価。
MF白田耀大(山形中央高2年)
粘り強い守備を武器にCBとしてプレーしていたが、今年に入ってからボランチにコンバート。前後左右に目を配りながら運動量豊富にプレーした今大会は3列目でのボールハントから、前方にパスを展開。攻守両面での貢献が光った。
MF小山田蓮(青森山田高2年)
トラップやパスなど基本技術の質が高いプレーメーカーで、視野の広さを生かして攻撃のスイッチを入れる。10番と主将を授かる今季は「自分がこのチームで一番やらなければいけない」と意気込み、守備でも奮闘。
MF小曽納奏(尚志高2年)
「目立ちたい気持ちはない。チームメイトを支えられたら良い」。そう話すボランチは常に周囲を見渡し、セカンドボールの回収とリスク管理を徹底。東北新人大会で計14得点を奪った強力な攻撃陣が輝いたのは屋台骨を支えた彼がいたからだ。
MF船山温大(明桜高2年)
「相手が一番使いたいスペースを埋めて、セカンドボールに拾うことを意識している」。言葉通り、守備センスが光るボランチだが、高校入学後は攻撃面で進化。初戦敗退で終わったが、攻守両面での関与が印象的だった。
MF上杉拓未(帝京安積高1年)
トニ・クロースに憧れるレフティーで、正確なキックと視野の広さを生かした配球によって3列目からゲームをコントロール。機を見て繰り出すワンツーでの中央突破も効果的だった。課題の守備強度が上がれば全国区になりえる選手だ。
MF臼井蒼悟(尚志高2年)
これまではFWやトップ下での起用が多く、今大会は初めてスタメンとして左サイドでプレー。アジリティの高さを生かした縦突破から積極的にゴールを狙い、ピッチに立った3試合全てで得点をマーク。視察に訪れたスカウトからも高評価を受けた。
FW片岸礼(盛岡中央高2年)
身長163cmと他のアタッカーと比べても小柄だが、「小さい方が有利な部分があると思っている」。初速の速さがピカイチで後方から繰り出すロングボールにいち早く反応。相手DFの懐に潜り込んで決定機を作り出す。
Source: 大学高校サッカー
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