カラバオカップ連覇に王手をかけたリバプールのアルネ・スロット監督がトッテナムとの第2戦後、「(リバプールに来てから)これまでで最も特別な夜だったと言えるかもしれない」と喜びを口にした。
オランダ出身のスロット監督は今季、フェイエノールトからリバプールの監督に就任。プレミアリーグ初経験ながらリーグ首位独走に導くと、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でもリーグフェーズ首位での突破を果たた他、カラバオ杯とFA杯でも優勝の可能性を残し、4冠への道のりを突き進んでいる。
最もタイトルが近づいているカラバオ杯では準決勝でトッテナムと対戦し、1月の第1戦こそ0-1で敗れたが、本拠地アンフィールドで7日に行われた第2戦は完全に試合の主導権を握り、4-0で完勝。ユルゲン・クロップ前監督最後のタイトルとなった昨季に続く2シーズン連続の決勝進出を果たした。
試合後、スロット監督は決勝進出を受け、「ここではすでにいくつか大きな夜を経験しているが、決勝進出というのはやはり特別なものだ。その意味では今夜は最も特別な夜だったと言えるかもしれない」と最上級の喜びを表現した。
その一方で指揮官は、決勝の行われるウェンブリーがかつて1992年にヨハン・クライフ氏が率いたバルセロナがロナルド・クーマンを擁して欧州王者に輝いた聖地であることに触れ、「オランダ人にとってウェンブリーがどれほど特別な場所かはよく知っている」と述べつつ、「(決勝で)勝たなければ特別なものにはならない」と断言。「我々はタイトルを獲得しなければならないし、それがどれほど難しいことかは分かっている」と気を引き締め、初優勝を狙う対戦相手のニューカッスルに「非常に印象的なチーム」と警戒した。
もっとも今季の成績を踏まえれば、優勝にもっとも近いチームであるのは紛れもない事実だ。
現地『スカイ・スカイスポーツ』で解説者を務めるリバプールOBのジェイミー・キャラガー氏は「リバプールにとって本当に特別なシーズンになる可能性がある」と大きな期待を表現。その中でもプレミアリーグと欧州CLに本命を据えて「彼らはクロップ時代(2021-22シーズン)にも、シーズンのこの時点で4つのタイトルを狙える状況になったことがあった。しかし、結果として手にしたのはEFL杯(カラバオ杯)とFA杯のみで、プレミアリーグや欧州CLには届かなかった。最も重要なのは、プレミアリーグと欧州CLの『大きなタイトル』を獲得することだ」とビッグタイトル獲得を願った。
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Source: 海外サッカー
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