来週にAFC U20アジアカップを控えるU-20日本代表は8日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで国内合宿最終日を行った。
後日合流する3人を除き、20人中ピッチに姿を見せたのは18人。GK中村圭佑(東京V)とMF大関友翔(川崎F)の2人は室内での別メニューとなった。前日に非公開の練習試合を行ったため、フィールドプレーヤーはリカバリーメニューで終了。GK2人はサイド攻撃に対する練習を中心に行った。
船越優蔵監督は1日から行っていた国内合宿を終え、「やりたかったことはできた」と語る。チームはあす日本を発ち、中国・深センへ。「コンディションのところをどういう風に全員が合わせるかというところは、向こうに行ってからもやっていかないといけない」。14日のグループリーグ初戦・タイ戦に向けて、現地で調整を続けていく。
Jクラブのキャンプを終えた選手、大学生、海外組など、さまざまな境遇のなかで選手たちは集まった。4日のAC長野パルセイロ戦、7日の非公開試合は、コンディションを合わせるための「メインテーマ」(船越監督)。中2日で実戦形式を行ったことで少しずつ足並みは揃ってきた。
U20アジア杯のグループリーグでタイ、シリア、韓国と戦い、準々決勝で勝利すればU-20ワールドカップ出場が決まる。
グループリーグは初戦・タイ戦が肝になるが、指揮官は選手たちに「普通だよ緊張するのは。おれだって緊張する」という言葉をかけたという。「4戦目になったらもっと緊張するかもわからない。だからそれがネガティブな方向に行かないようにするところだけ。(緊張は)普通だよと」。初戦まで一週間を切った。コンディションを揃えながら、選手たちは戦う心も整えていく。
(取材・文 石川祐介)
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Source: サッカー日本代表
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