鮮烈デビューで連続選出を勝ち取った次は代表定着とレギュラー奪取が目標だ。日本代表初選出となった9月の欧州遠征に続いて招集されたDF毎熊晟矢(C大阪)は「前回はもう一度ここに戻ってこれるようにという目標でやって、こうやって戻ってこれた」と胸を張った。
9月12日のトルコ戦ではいきなり右サイドバックで先発デビューを果たし、初アシストも記録。前半のみの出場ながら強烈なアピールに成功した。それでも本人は至って冷静で、「前回は初招集、初出場という言葉が付いていたと思うけど、今回それはない。本格的に定着できるようにアピールしたい」と、さらにモチベーションを高めている。
「スタメンを奪いに行く気持ちが僕らにないと、日本代表も強くならない。そこは今回の目標にしてやっていきたい」。国内組としての意地もある。第2次森保ジャパンでは不動の右サイドバックと言えるDF菅原由勢に堂々と挑戦状を叩きつけた。
前回の代表活動以降、所属クラブに戻ってからも「守備の部分で相手に何もさせない間合いまで寄せ切るところや球際のところは意識してやっていた」と力説。「まず出場機会がないと試合でアピールできない。コーチの方は練習の細かいところから見ている。一回一回の練習からアピールしたい」とギラギラ感を隠さなかった。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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