FW大西利都(名古屋U-18)はこの日もしっかりと勝負強さをみせつけた。「芝の状態も含めて自分のところに来るかなと思った。いいところに来たので、流し込むだけでした」。1点を先行して迎えた前半24分、U-18Jリーグ選抜はMF小林志紋(広島ユース)がゴール前にスルーパスを通すと、左から斜めに走り込んだ大西が右足ワンタッチで流し込み、追加点を奪った。
「(国立競技場は)観戦も来たことがなかったので、初めてだった。多くの人だったり、スタジアムの大きさに魅了されて最初は緊張したんですけど、途中からいい感じで入れました。高体連の選手はテレビでみていたし、強かったり速かったりしたけど、自分の武器のスピードやプレスは自信を持って臨んだし、そこは通用したかなと思います」
昨年度の高円宮杯U-18プレミアリーグWESTで、3位タイの14得点を記録した実力派プレーヤーだが、アスリート一家としても注目されている。父親の崇之さんは、中日や巨人で活躍し、現在ソフトバンクホークスでコーチを務める元プロ野球選手。母親の晴美さんはJLPGAツアーで優勝歴を持つ女子プロゴルファーだった。ちなみに2歳年上の兄・遼多さんも中京大中京高から法政大に進学した野球エリートだ。


競技が異なることから技術的な会話をかわすことはないが、父親からはプロアスリートを目指すにあたっての厳しさを常に求められてきた。母親からもストレッチやケアの重要性を聞かされているという。「厳しさだったりは日ごろから言われている。お父さんの言葉だったりを聞いて、自分のものにして、これから日本を代表する選手になっていきたいです」。
今季の目標はチームでタイトルを獲ることと、そしてトップチームの昇格を勝ち取ることだ。先日まではトップチームのキャンプにも参加していたが、「スピードやプレスに自信を持って行ったけど、永井謙佑選手やユンカー選手の前では何も通用しなかった」。実力差も意識して1年間を過ごすつもりだという名古屋アカデミー期待のストライカーは、「クラブユースとプレミアの2つのタイトルと得点王を取れるように頑張りたい」と力強く話した。
(取材・文 児玉幸洋)
Source: 大学高校サッカー
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