KYFA男子第46回九州高等学校(U-17)サッカー大会(九州高等学校新人サッカー大会)は神村学園高(鹿児島1)が2年連続4回目の優勝を飾りました。関西を中心にジュニアから大学生、Jリーグまで精力的に取材する森田将義氏は例年と同じく“九州新人”を全日程取材。その森田記者に同大会で印象的なプレーを見せた11人を紹介してもらいます。
森田将義記者「開幕戦でJ1デビューを果たした清水エスパルスのMF嶋本悠大(大津高出身)、ガンバ大阪のMF名和田我空(神村学園高出身)など毎年たくさんのタレントが生まれるエリアとあり、プロと大学のスカウトが多数観戦していた今大会。今年も高校卒業後に羽ばたきそうな選手が数多くいました。そうした選手の中でも印象的だった選手をピックアップしました。いずれも特徴を出しながらファイトできる選手ばかり。この1年で名前は全国区になるはずです。
以下、森田記者が選んだ「九州新人11傑」
GK青木琥汰郎(東福岡高2年)
昨季の途中から台頭し、選手権のメンバー入りを果たした守護神。今大会は度々ビッグセーブを披露し、準々決勝の大津高戦では2本のPKストップで勝ち上がりに貢献した。「成長していますね。だいぶ自信が持てるようになってきた」と称えるのは平岡道浩監督。
DF村上慶(大津高2年)
昨年はCBでプレミア日本一に貢献したが、今大会は右SBとしてプレー。自主練の成果によって向上した足の速さを守備だけでなく、攻撃でも披露。「後ろから上がる回数や質の部分は継続的に続けていきたい」と果敢に攻め上がり、格の違いを見せつけた。
DF中野陽斗(神村学園高2年)
昨年はインターハイ準優勝に貢献。主将を務める今年は「どんな相手だろうと去年プレミアで対戦したFW以上の選手はいないと思っている」と余裕を持った守備対応で相手のアタッカー陣をシャットアウトした。課題だったロングボールも質が大きく向上。
DF野口昊平(日章学園高2年)
「自分の特徴は守備で奪い切れるところ」と胸を張る右SBだが、今大会はボランチとしてプレー。粘り強い守備で中盤のフィルター役になるだけでなく、奪ったボールを正確に前方へと入れて攻撃のスイッチを入れた。
MF伊賀遥生(龍谷高2年)
中学時代はCBとしてプレー。高校ではアンカーを務めてきたが、新チームになってからは高い位置での守備を期待され、シャドーに転向。豊富な運動量を駆使して奪ったボールをチャンスに繋げ、存在感を見せつけた。
MF河野歩夢(大分鶴崎高2年)
185cmの高身長と手足の長さが目を惹く大分U-15出身のプレーメーカー。大型ながらもプレーが柔らかく、巧みに対面の選手をかわしてチャンスを演出。予選リーグ敗退で終わったが、スケール感の大きなプレーは今後への期待を抱かせた。
MF井上陽太(東海大熊本星翔高2年)
持ち味はスピードを生かした守備対応で相手より先に落下点へと入るだけでなく、ボールホルダーに素早くアプローチをかける。また、鹿児島城西高戦では果敢に奪いに来る相手をかわすために判断よくパスを散らす姿が印象的だった。
MF福島和毅(神村学園高2年)
技術と的確な判断を生かした持ち運びとパスを武器に1年時から活躍する司令塔。今年はエース番号の「14」を託され、「恥じないプレーをしたい」と気合十分。身体を張ってボールを奪い、相手ゴール前に出ていくなど上手さだけではない働きで成長を感じさせた。
MF西田煌(東福岡高2年)
「技術の部分を気持ちで補っている。昔からそこでアピールにしてきた」。言葉通りプレーから一生懸命さが伝わってくる選手で、戦う姿勢を押し出した守備で中盤のフィルター役として機能。機を見て繰り出す前方への関与も効果的だった。
FW徳村楓大(神村学園高2年)
昨年のインターハイでも躍動した俊足アタッカー。サイドハーフでプレーした際は「どんどん自分の特徴を出そうと思っていたのですが、逆にそれが悪い方に傾いた」が、FWで起用された決勝トーナメントでは大暴れ。力強い突破と鋭い飛び出しで計5得点(予選リーグの1得点を含む)をマークした。
FW三原拓実(佐賀東高2年)
シュートとキックの質に定評があるが、今大会目を惹いたのは仕掛けの意識。「後ろ向きでのパスを選びがちだったので、前を向いてからドリブルで持って行こうと意識していた」と口にする。準々決勝・鹿児島城西戦では約50mのロングシュートを決め、勝利の立役者となった。
Source: 大学高校サッカー
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