飄々キャラに隠れた本音「顔に出ないタイプだけど緊張はする」U-20日本代表MF大関友翔(川崎F)、あと1勝でW杯の心境

MF大関友翔(川崎F)
 あと1勝で世界への扉が開く。U-20日本代表は23日にAFC U20アジアカップ準々決勝でイランと対戦し、勝利すると9月のU-20ワールドカップ出場が決まる。MF大関友翔(川崎F)は22日の練習後「絶対に勝たなければいけない試合。この代表活動をしてきた集大成を見せられれば」と力を込めた。

 グループリーグ全3試合で先発出場し、攻守をけん引した。苦しみながらも1勝2分でグループ2位通過。大関は「想定していたよりも難しい戦いになったけど、ただグループリーグを突破することが第一の目標だったので、そこは達成できた」と振り返る。二度の引き分けは苦戦のなかで手にした勝ち点1。それでも「そこはポジティブに捉えたい」と強調した。

「3試合で負けずに、課題を見つけられた。勝ち点を拾いながら成長はできている」(大関)。U-20W杯出場という最大の目標を果たすことが何よりも重要。まずはグループを突破し、そのなかで準々決勝に向けて修正していく。ある意味“順調”ともいえる中で大一番を迎えることになった。

 一試合ごとにチームの課題は見えた。3試合ともにピッチ上で見続けた大関は、気になったポイントを語る。「攻撃はもう少し前に運ぶところだったり、前を選択するところを意識してできれば。守備はまだまだ不安定な部分が多いので、(市原)吏音中心に声はかけているけど、ボランチも前の選手も連動してできればいい」。準々決勝で戦うイランは、グループリーグ第2戦で引き分けたシリアに似つつ、さらにフィジカルの迫力が増す。見つかった課題を修正し、成長を示す試合にもなる。

 最年長世代で副キャプテンも務める大関はチームの兄貴分。飄々としつつ一歩引きながら、いつも冷静だ。それでも「あんまり顔に出ないタイプだけど、緊張はする。試合前とかはすごく緊張して吐きそうになったりとかよくある」と本音も語る。「緊張したまま試合に入って、プレーできればスッと入れるときもある。そこまで考えすぎないようにはしている」。自分なりの乗り越える術を身に着け、これまでも戦ってきた。

 フィールドプレーヤーは大関、市原、MF佐藤龍之介が際立って出場時間が長い。準々決勝からは延長戦まで続くため、消耗との戦いにもなるが、大関は「きついとか言ってられない」と胸中を吐露。「ケアも含めてコンディションのところはしっかりできているので問題はない。本当に最後は気持ち。W杯に向けて少しでも貢献したい」。何があっても最後は相手を上回るために、総力戦で決戦に臨む。

(取材・文 石川祐介)


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Source: サッカー日本代表

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