[デンチャレ]高校時代は岡山16強が最高成績。快進撃続ける無名の1年生、GK小林虎(聖カタリナ大)が東海選抜を完封

ファインセーブのプレーオフ選抜GK小林虎(聖カタリナ大1年=おかやま山陽高、右)がチームメイトの祝福に応える
[2.27 デンチャレグループA第2節 プレーオフ選抜 2-0 東海選抜 時之栖スポーツセンター 裾野A]
 
 高校時代の最高成績は岡山県ベスト16。身長185cm、体重88kgのGK小林虎(聖カタリナ大1年=おかやま山陽高)が、デンソーカップチャレンジで存在感を示した。

 前半20分、東海選抜FW久保周太郎(東海学園大2年=東海学園高)が右中間からシュートを撃ち込んできたが、ニアを消しながら落ち着いてセーブ。その後もDF陣に支えられながら無失点を続ける。

 1点を追う東海選抜は後半開始から3枚替え。プレーオフ選抜は押し込まれる時間が増え、14分に2点目を奪った後はピンチの連続だった。だが小林は23分、相手の仕掛けからゴールエリアへ抜けてきたボールに足で反応。33分には相手のパスワークからゴール前でフリーのMF増崎康清(中京大1年=鳥栖U-18)へパスを通されたが、距離を詰めて足でビッグセーブをしてのけた。

 味方選手たちの祝福に応えると、直後のCKからの決定的なヘッドにも冷静な対応。本人は「特別なことはしていないですし、いつも通りです。限定してくれたDFのお陰です」と謙虚に語っていたが、東海選抜は初戦で優勝候補の関東選抜Aに逆転勝ちしている相手だ。1点でも決められていれば、間違いなく勢いづいていただけに、DF坂井悠飛(福岡大2年=立正大淞南高)やDF北野大和(松本大3年=都市大塩尻高)、DF北奥蓮(IPU・環太平洋大3年=広島ユース)らに助けられながらも無失点に抑えたことは大きかった。

 小林は岡山県西部・浅口市に位置するおかやま山陽高出身。県選抜に選ばれたことはなく、県大会の最高成績も「自分たちの代はベスト16です」という結果で、関東や東海の大学に進学するチャンスを掴めなかったという。

 それでも、四国リーグの聖カタリナ大(愛媛)進学が飛躍のきっかけに。清水、新潟でプレーした黒河貴矢GKコーチの指導の下、「シュートセーブを伸ばすことができました」。またキックを得意とする小林は、入学1年目から四国リーグで数試合の先発出場。すると、スケール感の大きな守護神はデンソーカップチャレンジプレーオフを戦う四国選抜に抜擢された。

 プレーオフのプレーは「(東海選抜戦同様)特別自分のプレーが良かった訳ではないんですけど」優勝チームの北海道選抜を1-0で完封。Jクラブ注目選手が複数いるプレーオフ選抜入りも果たした。四国の代表選手という責任感を胸に、快進撃を続ける1年生GKには、チームメイトたちから称賛の声も。四国から将来のプロ入りを掲げる小林が、キックの安定感やシュートセーブを磨いて大目標に近づく。

(取材・文 吉田太郎) 


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Source: 大学高校サッカー

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