異例の事態でAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)からの敗退を余儀なくされたサンフレッチェ広島のGK大迫敬介が日本代表合宿初日となった17日の練習後に報道陣の取材に応じ、改めて激動の1週間を振り返った。
5日にホームで行われたACL2準々決勝第1戦のライオン・シティ・セーラーズ戦に6-1で勝利した広島だったが、新加入のFWヴァレール・ジェルマンが出場停止期間中にもかかわらず同試合に出場したとして、試合3日後の8日にアジアサッカー連盟(AFC)から没収試合の処分が下された。
6-1勝利が一転して0-3の敗戦扱いとなり、3点ビハインドを追う展開で迎えた12日の第2戦は高温多湿の環境や人工芝のピッチにも苦しみ、1-1のドロー。2試合合計1-4でベスト8敗退となった。
「大変でしたね。いろいろあったけど」。報道陣からACL2での出来事について聞かれた大迫はそう口を開き、「切り替えるのは難しかったけど、Jリーグまで連戦で、引きずっている暇はないと選手でも話していた」と、アウェーから中3日で迎えた16日のJ1柏戦(△1-1)に臨んだそうで、「こういうことは2度と起こってはいけないし、広島のこれが最後になってほしい」と神妙な表情で話していた。
前日にJリーグも終え、気持ちは代表に切り替えている。勝てばW杯出場が決まる20日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦(埼玉)に向け、「バーレーンは先に(日本に)入っているし、バーレーンもW杯に懸けている。簡単な試合にはならない覚悟は持っている。ホームでやれるアドバンテージもあるし、勝ち切ってW杯を決められればうれしい」と意気込んだ。
最終予選はここまで全6試合でGK鈴木彩艶(パルマ)がゴールを守っている。控えGKという難しい立場ながら、「普段出しているパフォーマンスを練習から出すことが大事。(鈴木)彩艶がケガをしてしまう、もしくは試合の中で退場してしまう可能性もゼロとは言えない。そういうアクシデントが起きたときにチームの力になることが重要」と力説。「控えではあるけど、最終予選のいい緊張感は感じている。いつ自分が出てもいい準備をすることは続けていきたい」と強調した。
鈴木のパフォーマンスについて「彼のクラブでの試合も見ている」という大迫は「チームとして結果が付いてこない中でも、パフォーマンス、存在感を出していることが多い」と指摘。パルマはここまで5勝10分14敗の17位と残留圏ぎりぎりの17に位置しているが、その中で鈴木は出場停止の1試合を除く全28試合に先発している。
「チームの結果につながるのが一番だけど、そうではない中でパフォーマンスを発揮する難しさは同じポジションだから分かる。本当に成長しているなと、上からじゃないけど感じる」。イタリアで奮闘するライバルへのリスペクトを口にした大迫は、GK谷晃生を含めた同世代3人の争いについて「年齢が近いからこそ負けたくない気持ちもある。東京五輪のころからやっている3人なので、競争しながら成長している実感はある。3人でレベルアップしながらチームの力になれれば」と切磋琢磨を続けていく。


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(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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