[10.12 国体少年男子1回戦 愛知県 3-0 長野県 加世田運動公園多目的広場]
12日、U-16世代で争われる「特別国民体育大会 「燃ゆる感動かごしま国体」サッカー競技少年男子の部が開幕し、1回戦が行われた。愛知県対長野県は3-0で愛知県が勝利。2回戦へ進出した。
前半から愛知県が優勢に試合を進める。U-17日本代表CB森壮一朗(名古屋U-18)が中央からも攻め上がったほか、セカンドボールの回収含めて攻守でボールに係るU-16日本代表の10番MF野村勇仁(名古屋U-18)やグイグイと前へ出るFW大西利都(名古屋U-18)が中心となって長野県ゴールへ迫る。
だが、7分にMF八色真人(名古屋U-18)のシュートが長野県GK外村駿成(長野U-18)に阻まれほか、タフな動きが印象的なCB塩入尚悟主将(長野U-18)ら長野県の集中した守りからゴールを奪うことができない。
愛知県は相手に圧力を掛け続けるが、長野県右SB永泉瑠大(市立長野高)にシュートをブロックされるなど前半は無得点。この日は最後の局面の精度がなかなか上がらなかった。それでも、FW野中祐吾(名古屋U-18)、大西の2トップからプレッシャーを掛け続け、セカンドボールを拾って前進。そして、後半15分、相手を押し込むと、右サイドの八色が左足でゴール方向へボールを蹴り込む。これが混戦を抜けてゴールイン。愛知県が待望の先制点を奪った。
長野県は後半、ボールを奪う位置が高くなり、攻めるシーンが増えていた。その中での失点となったが、MF田中鈴磨(松本一高)がテクニカルなドリブルで局面を突破。田中の仕掛けからFW鎌崎蔵(長野U-18)が右足を振り抜くなど反撃する。だが、相手の堅い守りの前になかなかシュートシーンを増やすことができない。
長野県はGK外村の身体を張った守りなどで1点差を維持。だが、焦れずに攻め続ける愛知県は試合終了間際、MF神田龍(名古屋U-18)の右CKを森が頭で決める。さらに野村が加点し、3-0で初戦突破を果たした。
(取材・文 吉田太郎)
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Source: 大学高校サッカー
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