[4.5 J1第9節 横浜FM 0-0 東京V 日産ス]
日産スタジアムデビュー戦で堂々のフル出場を果たした。筑波大から横浜F・マリノスに加入したDF諏訪間幸成(21)は5日のJ1第9節・東京V戦でJ1リーグ戦初先発。後半42分から出場したデビュー戦の第2節・広島戦(△1-1)に続く2試合目の出場となったが、左CBでラインコントロールも担うなど、安定したパフォーマンスで3試合ぶりの無失点に導いた。
試合後、初めてプロ選手として日産スタジアムのピッチに立った諏訪間は「アップからめちゃくちゃ楽しかった。小さい頃から目標にしていたところでピッチに立てて、プレーできたことが本当に嬉しく思います」と喜びを語った。
そんな21歳の働きぶりについては、今季右SBでのプレーが続く元日本代表DF宮市亮も手放しで称えていた。「ラインの上げ下げのところもリーダーシップを取ってやっていってくれているし、長いボールをちゃんと蹴れる選手なのですごく楽しみです」(宮市)。この日は全試合フル出場が続くDFジェイソン・キニョーネスも右CBで先発したが、最終ラインのコントロールは諏訪間が担っていたのだという。
「今日はラインを上げるところを言われていて、監督にも『前からどんどん行きたい』と言われていた。後ろがラインが下がってしまうとライン間が空いてしまうので、勇気を持ってラインを上げることを意識していた」(諏訪間)
キニョーネスとの会話は「簡単な英語とジェスチャー」で行っているという諏訪間だが、DFリーダーの役目は覚悟の表れだった。今季は筑波大4年進級を前にプロ入りを決断。「自分がリーダーシップを取っていくのを心掛けているし、即戦力としてここに来たのでその自覚を持ってプレーしている。遠慮していたらダメだと思うので、自分がミスってもいいくらいの気持ちで勇気を持ってやっている」と心持ちを明かした。
この日を迎えるにあたっては「少しはしていたけど、いい緊張でした」と諏訪間。その要因は昨年6月、筑波大の一員として天皇杯2回戦・町田戦に延長戦も含めた120分間フル出場した経験があったという。「天皇杯のあの経験があったからこそ落ち着いて試合に入れたと思うし、ビビらずにプレーできた」と振り返った。
上々の船出を果たした21歳だが、長いサッカー人生はこれからが本番だ。
この日は守備面で安定したパフォーマンスを見せつつ、ミドルパスや持ち上がりでも随所に持ち味を発揮していたが、チームの組み立ての中心は右サイドにあったことで本領発揮には至らず。「自分のサイドにあまり人がいなかったのもあったけど、後ろから見ていてもう少しやれるかなというのはあった。自分が調子に乗って引っ掛けてカウンターを食らって失点したら流れが悪くなってしまうので、チャレンジする部分と安牌になる部分とのバランスを見ながらやっていた。でももっと良くなっていくと思う」と伸び代も見つめた。
これからも週2試合の連戦が続く中、さらに存在感を大きくしていきたいところだ。チームは降格圏18位に沈む苦しいシーズンを送っており、4月下旬にはACLEファイナルステージの戦いも控える中、即戦力CBの台頭は頼もしい限り。諏訪間は「ビルドアップを安定してプレーすることと、後ろが同数でも守れるようなオーラを出せる選手になれば前線の選手が自信を持って行けると思う。そういうところでもサポートしていきたい」と成長を誓い、次の戦いを見据えた。
(取材・文 竹内達也)
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