武南の2年生MF渡辺悠が関東大会で2戦連発。決定力を高め、「チームを勝たせられる選手に」

武南高の2年生アタッカー、MF渡辺悠(EC JOGADOR出身)が2試合連続ゴール
[5.26 関東高校大会Bグループ決勝 武南高 1-0 帝京三高 NACK]

 武南高(埼玉)の2年生アタッカー、MF渡辺悠(EC JOGADOR出身)が2試合連続ゴールだ。0-0の前半39分、右サイドのMF塚田恵斗(2年)からのスルーパスに反応。「塚田君から裏パスが来ることを信じていて、そこから冷静に、簡単に流し込みました」という右足シュートでネットを揺らした。

 飛び出してきたGKとの1対1で冷静な駆け引き。「GKが前に出ようとしていたんですけど、止まったんで、間が空いているうちにおった方がいいなと思って」寄せられる前に右足を振り抜いた。

 抜群のスピードでDFを振り切ることができる力の持ち主。この日は左サイドから縦、中へドリブルしてシュート、ラストパスを狙ったほか、意図的にDFを引き付けるようなドリブルも見せていた。ドリブルする際には、逆サイドを見るなど場面場面で一番良い選択肢を持って仕掛けることを意識しているという。

 簡単にはたくべきところははたき、その上で「PA周辺は行き切って、シュートで終わるように言われています」。今大会は得意のドリブルで対戦相手を苦しめ、ゴールでチームに白星をもたらした。

 この日、チームはシュート16本で1得点。準決勝の東洋大牛久高(茨城)戦は18本、1回戦の佐野日大高(栃木)戦も12本のシュートを放ちながらいずれも1得点に終わっている。決定力向上は武南の課題。それだけに、渡辺は「(自主練からGKをしっかり見てシュートを打つなど)自分が決定力を上げてチームを勝たせられる選手になりたいです」。関東大会優秀選手にも選ばれた期待の2年生アタッカー。今後は得意のドリブルでより注目を集め、決め切ることでチームを助ける。

最後はMF渡辺悠が右足で決め、先制点

(取材・文 吉田太郎)


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Source: 大学高校サッカー

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