3年半ぶりなでしこJ招集のGKスタンボー華、指揮官は守護神候補の台頭に期待「キャラクターもよいと」

GKスタンボー華
 日本女子代表(なでしこジャパン)の守護神候補として招集された。GKスタンボー華(エンジェル・シティ/アメリカ)は今月末のスペイン遠征メンバー入り。17日のメンバー発表オンライン会見に出席したニルス・ニールセン監督は「すばらしいGKだし、キャラクターもよいと聞いている」と歓迎した。

 アメリカ人の父と日本人の母を持つスタンボーは、2024年1月に大宮アルディージャVENTUSから渡米。エンジェル・シティで海外挑戦をスタートさせた。現在、リーグ戦で出場機会こそ得られていないが、ニールセン監督は招集した経緯を語る。

「フィールドプレーヤーももちろんだが、GKも3人以外にも選択肢があるほうがワールドチャンピオンに近づくために必要」(ニールセン監督)。シーズン中ということもあり、指揮官はコンディション面で整っていることに期待。「キャンプで彼女のプレーを見られることが一番いい」と語った。

 スペイン遠征にはスタンボー以外にGK山下杏也加(マンチェスター・C)のみの招集。GK平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)やGK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)、そしてGK浅野菜摘(ちふれASエルフェン埼玉)は7月のE-1選手権メンバーに入った。

 スタンボーは21年11月オランダ遠征以来のなでしこジャパン招集となる。世代別代表では17年AFC U-19女子選手権と18年U-20女子ワールドカップ優勝に貢献。26歳の守護神候補は再び日の丸を着けて、世界の舞台を目指す。ニールセン監督は「今の日本のプレーイングスタイルを学んでほしい」と言及。「将来どうなるかはなんとも言えないが、今回呼べて一緒にトレーニングできることはすばらしい」と力を込めていた。

(取材・文 石川祐介)
Source: サッカー日本代表

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