28年ロサンゼルスオリンピックに向けた新戦力の台頭はあるか。17日に発表されたウズベキスタン遠征を行うU-22日本代表メンバーに、Jリーガーは14人とともに大学生8人とユース所属選手1人が選ばれた。
桐蔭横浜大に所属する大型ストライカー、FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(2年=修徳高)は初めて、日の丸のユニフォームに袖を通すことになる。
ナイジェリア人の父親と日本人の母親を持つ選手で、身長190cmを誇る長身選手。中学3年生から高校1年生にかけて大腿骨骨すべり症を患った影響でスタミナ面を課題としてきたが、大学2年生の今季は、フル出場するゲームも出てきている。
名前でも目を引く選手だ。本人に聞くと、苗字と名前という観点でみると、「ンワディケが苗字。ウチェ・ブライアン世雄が名前になる」という。
「ウチェがナイジェリアの名前。ブライアンが世界共通で、世雄(セオ)が日本名。チームのみんなからはブライアンと呼ばれています」
ただ発音の部分で注意してほしいことがある。表記上は「ンワディケ」で、試合会場の場内アナウンスでも「ンワディケ」とそのまま読まれるが、口語にすると「ン」を発音しないのが正しいという。
「厳密に言うとちょっとするのかもしれないけど、日本語にしたときに発音するとおかしくなるので、発音しない方が正しいです」。“ワディケ”は「記事になる?お願いします」と笑顔で周知を呼び掛けた。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: サッカー日本代表
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