“ロス世代”第2次大岩Jが初陣白星スタート! 序盤先制から一時同点も…大量5発でサウジを粉砕

大岩剛監督
[7.25 国際親善試合 U-22日本 5-1 U-22サウジアラビア タシケント]

 U-22日本代表は現地時間25日、ウズベキスタン・タシケントで行われている「Mirabror Usmanov Memorial Cup 2025」の初戦でU-22サウジアラビア代表と対戦し、5-1で勝利を収めた。前半6分にFWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(桐蔭横浜大)がファーストゴール。同28分に追いつかれるが、前半アディショナルタイムにMF矢田龍之介(筑波大)のゴールで勝ち越す。後半10分には途中出場のFW井上愛簾(広島)が3点目。後半アディショナルタイム1分過ぎに途中出場MF新川志音(鳥栖U-18)、その1分後に途中出場FW安野匠(仙台)がダメを押した。

 パリ五輪を戦った大岩剛監督体制の五輪世代第2次体制の初陣は、4-4-2の布陣を敷く。GKは内山翔太(新潟)、4バックは左からDF池田春汰(筑波大)、DF尾崎凱琉(早稲田大)、DF本多康太郎(湘南)、DF稲垣篤志(明治大)。2ボランチはキャプテンマークを巻くMF永野修都(鳥取)と矢田。サイドハーフは左がMF古谷柊介(東京国際大)、右がMF杉浦駿吾(名古屋)。2トップはンワディケとMF川合徳孟(磐田)が並んだ。

 日本はU-22日本代表だが、メンバー構成は2005年生まれ以降のU-20日本代表世代。年上となるU-22世代のサウジアラビアに戦いを挑んだ。

 序盤から攻勢を強める日本は前半6分に先制に成功。右CKを池田が左足で蹴り、ファーサイドの本多が頭で合わせると、ゴール前のンワディケが右足で押し込み、ファーストゴールを挙げた。

 日本はその後もチャンスを連発。前半17分に杉浦が右サイドからカットインし、左足ミドルを放つも、わずかにゴール枠外に外れた。20分には川合がCKを蹴り、こぼれ球を矢田が右足ミドルで合わせるも、ゴール左外に逸れていった。

 前半も半分過ぎると、徐々にサウジアラビアにペースを奪われる。前半28分には池田のパスがずれ、尾崎が拾うも、アブドゥルワヘドのプレスにひっかかる。コダリに鋭い右足シュートを決められ、1-1と同点に追いつかれた。

 追いつかれた日本は、自陣近くのミスで相手にカウンターを許す場面が続く。だが、前半アディショナルタイムに隙を突いて勝ち越しに成功。左CKを川合が蹴り、クリアされたボールに矢田が詰める。左足ダイレクトシュートを叩き込み、2-1と再びリードを奪った。

 前半を2-1で折り返した日本は、ハーフタイムで交代カードを使う。ンワディケを下げ、井上を投入。井上はそのままトップに入った。

 すると、交代策が的中する。日本は後半10分、中盤左サイドから川合が縦パス。最終ラインをタイミングよく抜け出した井上はPA左に進入し、右足裏でボールを転がしながら相手GKのタイミングを外して右足シュートを決めた。

 3-1と点差を広げた日本は、後半17分に2枚替え。川合と古谷に代えて、FW安野匠(仙台)とMF新川志音(鳥栖U-18)が入る。安野が井上と最前線に立ち、新川は左サイドハーフでプレーした。25分には杉浦を下げ、MF原康介(札幌)が右サイドハーフで出場した。

 後半26分、日本は右サイドから井上が右足クロス。安野がハイジャンプからヘディングシュートで合わせるも、惜しくもゴール枠内を捉えない。32分には再び2枚替えで矢田と永野の2ボランチを交代。MF山本丈偉(東京V)とMF嶋本悠大(清水)が中盤でコンビを組んだ。39分にはサウジアラビアの猛攻を食らうも、GK内山が好セーブでゴールを守り抜いた。

 3-1で迎えた終盤、連続得点で勝利を決定づける。後半アディショナルタイム1分過ぎ、日本は井上のスローインから右サイドを駆けた稲垣がクロス。相手にクリアされたボールを新川が拾い、右足シュートを決めた。その1分後には相手のパスを敵陣近くでカットした原がPA右外から右足クロス。ファーサイドの安野が強烈ヘッドを突き刺し、5-1とした。

 前半序盤の先制後は守勢となったものの、後半45分間は大量得点。日本が5-1で勝利し、大岩監督の初陣を白星で飾った。現地時間28日(日本時間29日0時)の第2戦でU-22ウズベキスタン代表と対戦する。


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Source: サッカー日本代表

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