17日のキリンチャレンジカップで日本代表と対戦するチュニジア代表が16日、ノエビアスタジアム神戸で公式練習を行った。13日にはソウルで韓国と対戦し、0-4で敗れたが、練習後に会見を行ったジャレル・カドリ監督は「時差に悩まされて、選手の状態が悪かった」と説明。「今はかなり良くなっているので、明日は日本と良い試合をしたい」と意気込んだ。
昨年6月のキリン杯決勝では日本に3-0で勝っているが、「チームはそのときにいろんな状態を抱えている。去年の6月は私たちがベストな状態に近かったが、日本はそこまで状態が良くなかった」と振り返り、「日本はその後、素晴らしい選手が新しく入ってきて良い成果を出している」と強調した。
「日本はW杯で良い成績をおさめたあとも素晴らしい試合を続けている。ドイツ、トルコ、カナダにも勝った。明日は難しい試合になると考えているが、ベストを尽くしたい」。そう日本を警戒する指揮官は「チュニジアも日本も同じ状況にあると言える。今後、両チームとも次のW杯予選に臨み、ネーションズカップも同じタイミングである」と指摘。来月にW杯アジア2次予選とW杯アフリカ1次予選がスタートし、来年1月にはアジアカップとアフリカネーションカップが開幕する。
カタールW杯はグループリーグ敗退に終わったチュニジアだが、デンマークと引き分け、グループリーグ最終戦ではメンバーを大きく入れ替えたフランスに1-0で勝った。W杯後も続投するカドリ監督は「目標はネーションズカップで勝ち進むこと。そして2026年W杯を見据えたチーム作りをしている」と、世代交代も進めながらチーム強化を図っている。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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