
メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督が日本戦を前に会見に出席し、「CONCACAF(北中米カリブ海連盟)以外の国と戦うのは貴重な機会だ。日本戦はわたしにとって特別な感情になる試合でもある」と語った。「日本とメキシコには身体的な類似点がある」「
「日本の選手は80,90%が欧州でプレーしている。日本はアジアのリーダー」「競争力のあるチーム」とも指摘した。
メキシコ出身のアギーレ監督は、ブラジルW杯で指揮を執ったアルベルト・ザッケローニ氏の後任として14年8月に日本代表監督に就任。15年にオーストラリアで行われたアジア杯準々決勝UAE戦で敗退するまで指揮を執ったが、14年末にスペイン検察庁から八百長の疑いで告発され、15年2月に契約解除となった。
日本での通算成績は6勝1分け3敗。初陣だった14年8月のウルグアイ戦(0-2)で黒星スタートとなり、同年10月のブラジル戦ではネイマールに4発を決められ、0-4と大敗するなどなかなか結果が出なかったが、選手自身の発想を引き出す指導で徐々にチームが機能し始め、14年1月のアジア杯グループリーグは3試合連続無失点勝利で決勝トーナメントに進出した。軌道に乗ってきたところでMFアブドゥル・ラフマンを擁するUAEに1-1で迎えた延長PK戦の末に敗れたが、ベースづくりでは成果を示しつつあった。
そんなアギーレ監督はアジア杯UAE戦前日の会見でDF長友佑都と2人で並んで会見に同席。自信たっぷりに臨んだブラジルW杯でグループリーグ敗退を喫したショックを引きずっていた長友が「ブラジルW杯後、何が足りないと感じ、この4年間をどう過ごしていきたいか?」という質問に対し、約30秒間も言葉が出てこない中で、「先に私が答えましょうか?」と助け舟を出す親分肌な一面も見せたこともあった。
しかし、その後の2月2日、14年12月にスペインで報じられていたアギーレ氏の八百長疑惑に関して、スペイン検察当局の告発がバレンシア裁判所に受理されたことを日本サッカー協会が確認。2月3日にアギーレ氏との契約解除を発表した。
アギーレ氏はその後、エジプト代表やメキシコリーグのモンテレイ、ラ・リーガのマジョルカなどで監督を歴任し、24年7月に母国であり26年W杯開催国であるメキシコの代表監督に14年ぶり3度目の就任。今年7月のゴールドカップでは優勝を果たしている。
会見では6度目のW杯出場を目指すものの現在無所属となっているGKギジェルモ・オチョアについて「所属チームでプレーすることがW杯出場には必要」「特別扱いはしない」と断言する場面も。また、日本で指導した長友についてメキシコメディアから質問が出ると「彼はイタリア語もスペイン語も話せた。(自分と直接)会話の出来る数少ない選手だった。小柄だけどよく鍛えられた素晴らしい選手だ。長友と再会したらハグするだろう」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9744a5ffa9598e78446c91c6bae11b817c90034
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Source: サカサカ10
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