脳震盪疑いでDF倒れるも続行…バルセロナのマジョルカ戦2点目にスペイン審判技術委「止めるのが正しい判断だった」

バルセロナは快勝を収めていた
 スペインの審判技術委員会(CTA)は11日、バルセロナのFWフェラン・トーレスがラ・リーガ開幕節で決めたゴールについて「試合を止めるのが正しい判断だった」と見解を示した。

 バルセロナはマジョルカと対戦した開幕節で1点リードの前半23分、FWラミネ・ヤマルがシュートを放つとDFアントニオ・ライージョのヘディングブロックに遭った。ライージョはシュートの衝撃でうつ伏せになって倒れ込む中、主審は笛を口まで持っていったが吹かずに続行。こぼれ球からF・トーレスがゴールネットを揺らすと得点が認められ、マジョルカ側からは脳震盪疑いの状況でプレーが続いたことに対する抗議が発生していた。バルセロナは最終的に3-0で勝利している。


 CTAは今季から始めた判定説明番組の『ティエンポ・デ・レビシオン』第1回で、このゴールについて説明。「プロトロルではどうなっているか?脳震盪の疑いがある状況では、主審は治療のために即座に試合を止めなければいけない」とし、「この事象では主審がプレーを継続させたが、その(頭部への)衝撃は試合を止めるべきだったことを意味している」と振り返った。

 その上でCTAは「正しい判定は脳震盪プロトロルを適用して試合を止めることだった」と結論づけ、F・トーレスがシュートを放つ前に笛を吹くべきだったことを示した。続けて「選手の安全が第一である」と強調している。

 また、今回の放送ではラ・リーガ第3節のアラベスアトレティコ・マドリーでオフサイドポジションだったA・マドリーMFジュリアーノ・シメオネの得点が認められた誤審について、「VARは攻撃側のハンドの可能性に焦点を当てたが、オフサイドポジションには注意を払わなかった」ことが明らかになり、「半自動オフサイドテクノロジーはアラベスのGKがボールに触れたことでFWがオンサイドになると誤って解釈した。実際は(シュートセーブのため)FWのオフサイドポジション(によるオフサイド成立)が維持されていた」との説明もあった。

 そのほかレアル・マドリーFWアルダ・ギュレルのマジョルカ戦のゴールがハンドの反則で取り消しとなった判定や、バルセロナDFアレックス・バルデがレバンテ戦でハンドの反則によるPKを与えたシーンについては、いずれも正しい判定と説明された。


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Source: 海外サッカー

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