[10.13 選手権東京都Aブロック予選2回戦 富士森高 0-4 成立学園高 清瀬内山Cコート]
「とにかく自分はみんなより多く声出すのが得意で、相方のセンターバック(DF北側智也/3年)は足元があるんで、とにかく声出して、チームをまとめていきたいなと思っています」
成立学園高のDFリーダー、CB中善寺壱(3年=成立ゼブラFC出身)は声でチームをまとめ、無失点で勝つことを目指している。この試合はその狙い通りに無失点勝利。前へ出てボールを奪うことを得意とするCBは、相手にほとんどチャンスを作らせなかった。
加えて、前半10分にはチームの今大会初ゴール。左クロスのこぼれ球に飛び込み、ネットを揺らした。「自分はこのトーナメントで無失点にこだわってたんで、点は『取れたら良いな』ぐらいだったんですけど、1点目取れて良かったです」。試合内容については満足していなかったが、ここから質と雰囲気を向上させて白星を重ねる意気込みだ。
今年のDFラインについては、「隣のセンターバック(北側)はパスうまいし、守備の対応だっていいし、サイドバックはみんな1対1が強い」と手応え。彼らを統率しながら「(自分は)前で潰して、攻撃に繋げていきたい。インターセプトとか縦パスは意識しているんで、そこは結構こだわりです」。3回戦の駒場高も無得点に封じ、準々決勝への切符を勝ち取る。


(取材・文 吉田太郎)
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Source: 大学高校サッカー
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