![[選手権]予選決勝はインハイ予選決勝の再戦に…後半34分に均衡を破った北海が2年ぶりに決勝進出:北海道](https://f.image.geki.jp/data/image/news/300/440000/439636/news_439636_1.jpg?time=20251027203325)
[12.27 選手権北海道予選準決勝 札幌光星0-1北海 プレド]
第104回全国高校サッカー選手権北海道予選の準決勝が27日に行われ、北海高が札幌光星高を1-0で下して2年ぶりとなる決勝に勝ち上がった。
プリンスリーグ北海道の戦いでは札幌光星が1勝1分、しかしインターハイ予選の2回戦では北海が勝利したように実力拮抗のチーム同士の対戦は、終盤までスコアが動かない展開が続いた。「簡単な試合になるとは思っていなかったけど、その中で選手たちが驕り高ぶらず、ひとつの勝利に向かってやろうとやってくれた」。北海の島谷制勝監督も勝利をつかみ取ったイレブンを称えていた。
前半はなかなかシュートまでも持ち込めない展開が続いた。前半24分に北海がDF西垣凌羽(3年)の左クロスからFW増谷拓海(3年)がヘッド。こぼれ球にMF国分遥斗(2年)が詰めたが、シュートはGKの正面を突く。一方の北海も同36分にカウンターから右クロスをFW石塚海翔(3年)が合わせたが、シュートは枠外に外れていった。
ただ後半に入ると北海が圧力を強める。後半11分の右FKを合わせたDF谷口健太(3年)のヘッドは枠上に外れたが、同34分、再三押し込んでいた時間帯に作ったゴール前の混戦を増谷が右足で蹴り込んで、ゴールネットを揺らす。今大会予選から10番を託される大黒柱が値千金となる今予選初ゴールを決めた。
北海の決勝進出は2大会ぶりになる。それまでは北海道予選を3連覇していた北海だが、昨年は準決勝で旭川実高に敗戦。決勝はディフェンディングチャンピオンの札幌大谷との対戦になる。そして札幌大谷とは今年のインターハイ予選決勝に続く対戦にもなる。春先の対戦では1-0で勝利したが、それ以降のプリンスリーグでも2連敗。リーグで年間5失点の堅守を誇った北海だが、そのうちの4失点が札幌大谷戦でもあった。
難敵との再決戦に力が入らないわけはないが、島谷監督は平常心での戦いが重要になると強調。その上で「札幌大谷は強い。どれだけ粘れるかが大事かなと思います」と静かに闘志を燃やした。決勝は11月9日、同じ大和ハウスプレミストドームで13時30分にキックオフする。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: 大学高校サッカー

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