W杯初戦でゴール「またああいう気持ちになりたい」、U-17日本代表MF平島大悟(鹿島ユース)はポルトガル戦で“らしさ”あふれるプレーを

MF平島大悟(鹿島ユース)
 U-17ワールドカップに参加中のU-17日本代表MF平島大悟(鹿島ユース)は、途中出場だったU-17ニューカレドニアとの第2戦について端的にこう語った。

「最後のところの質が落ちてしまっていた。すごく悔しかったです」

 0-0のまま試合時間が削られていく中で、「時間を追うごとに相手も『いけるんじゃないか』という感じになってしまったし、自分たちはみんな焦り初めて、ゴール前は急いでたイメージがありました」と振り返ったとおり、結局0得点に終わってしまった。

 平島は先発出場していた第1戦では運動量豊富に躍動し、ダメ押しのゴールも決めてFIFAのPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)も獲得。意欲的なプレーでチームを活性化している。世界大会の雰囲気も楽しんでる様子なのが印象的だ。

「(U-17W杯は)観客も多いですし、やっぱり独特な雰囲気があって、すごく面白いです。なかなか簡単に勝ち切れないというより、勝たせてもらえない厳しさも知れました。この感覚は次からの試合にも活かせると思っています」

 また、あらためて感じたのは国を代表して世界大会を戦う相手が見せる気持ちの強さだとも言う。

「やっぱり気持ちのところですね。みんながチームのために勝つっていう、その気持ちで上回れないと、ああいう結果になってしまうし、そのメンタリティーはまず大事だと思います」

 チームとしてタフに戦うという代表チームとして勝ち切るための大前提をあらためて共有した上で、個人としても結果を出したい考えだ。

「前回は(点を)決めれなくて、でもやっぱり自分は1回ゴール決めるのを味わってるので、またああいう気持ちになりたいし、チームを勝たせたいです」

 その上で見せたいのは“平島らしい”プレー。

「自分はペナに入ってからのシュートだったり、ゴール前でのアイディアが武器。誰もがイメージ湧かないようなものを出せる意外性があると思ってるし、色んな得意な形もあるので、そういうところを出していければと思っています」

 次の相手は欧州王者のU-17ポルトガル代表。今大会最良のチームという声もある難敵だが、そういう相手だからこそ逆に燃えるというもの。

「優勝するにはポルトガルみたいなチームに勝っていかないといけない。みんなで良い準備をして、絶対に勝ちたいです」

 鹿島が誇る意外性の男が、2度目の爆発を見せてチームを次のステージへ連れて行く。

(取材・文 川端暁彦)


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Source: サッカー日本代表

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