歴史的初勝利のブラジル戦からガラリ変わる展開も警戒する谷口彰悟「5-4-1でブロックを組んでくることも…」

日本代表DF谷口彰悟
 左足アキレス腱断裂という大ケガを乗り越え、約1年ぶりの代表戦出場となった10月14日のブラジル戦(○3-2)で歴史的初勝利に貢献した日本代表DF谷口彰悟(シントトロイデン)が、今度はスタメン定着を懸けた11月シリーズに臨んでいる。

 14日のガーナ戦(豊田ス)に向けて森保一監督は「ブラジル戦のスタメンを中心に」スタメンの人選を進める考え。そのブラジル戦に3バックの中央で先発した谷口も当然、その候補となる。

 カタールW杯のドイツ戦(○2-1)やスペイン戦(○2-1)のように強豪国相手の勝利という結果が目立つ森保ジャパンだが、アジア最終予選のサウジアラビア戦(△0-0)やオーストラリア戦(●0-1)、直近のメキシコ戦(△0-0)、アメリカ戦(●0-2)、パラグアイ戦(△2-2)のように、同格相手に勝ち切れない試合も続いている。

 W杯本大会を見据え、MF南野拓実も「自分たちのレベルと同じくらいの相手に対して勝ち切れていないのは少し問題だと思う」と指摘していたが、それはチーム全体の共通認識でもある。ガーナ戦前日の練習後に報道陣の取材に応じた谷口は「(ガーナが)明日どう出てくるか分からないけど、5-4-1でブロックを組んでやってくることも考えられる」と指摘。「そこをどうこじ開けていくかはトレーニングしているし、共通認識を持ってやっている」と強調した。

「そういう相手に勝ち切ることが本大会に向けて大事。勝ち点3を取れるチームからしっかり取る。取り切る、崩し切ることにみんなでこだわってやりたいし、積み上げているところ」。FIFAランキング73位のガーナ、同78位のボリビアと対戦する11月シリーズは、その試金石ともなりそうだ。

(取材・文 西山紘平)


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Source: サッカー日本代表

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