韓国代表のFWソン・フンミンが今月に行った国際親善試合・ベトナム代表戦(○6-0)で、フェアプレー精神を示す行動をしたようだ。ベトナムサッカー協会(VFF)が明らかにした舞台裏を韓国メディアが伝えている。
話題となったのは4-0リードで迎えた後半16分のシーン。ソンが相手選手にプレスをかけると、ボールに触れながら足をかけられて転倒。倒したDFブイ・ホアン・ビエット・アンは決定的な得点機会阻止と判断され、レッドカードが提示された。
主審が退場と判定すると、ファウルをしたベトナムの選手だけでなくソンら韓国の選手たちも主審のもとへ向かう。VFFは公式Facebookを通じ、ソンが主審に訴えた内容を公表。「意図的にファウルをしたのではなく、偶発的に韓国の攻撃を止めただけだ」と語り、ベトナムDFへの退場処分を撤回するよう求めていたという。
韓国紙『中央日報』は「アジア最高のスター選手としての品格を示した」とソンの振る舞いを報道。また、試合後には握手などを求めるベトナムの選手たちに対し、丁寧に対応したことを伝えている。一方で競技規則上は決定的な得点機会の阻止と判断する際に意図の有無を考慮しないため、主審もまたプロとしての対応をしたとみられる。
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