UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ抽選会が31日(日本時間9月1日)にモナコで開催される。これを前にイギリス『ギブミースポーツ』が“死の組”と呼ばれる厳しいグループの歴代トップ10を選定した。
1位は2012-13シーズンのグループD。ドルトムント(ドイツ)、レアル・マドリー(スペイン)、アヤックス(オランダ)、マンチェスター・シティ(イングランド)が同居し、ドルトムントが1位、レアルが2位で突破を果たした一方、アヤックスは3位、シティは最下位で敗退となった。
準決勝ではドルトムントとレアルが再び激突し、2戦合計4–3でドルトムントが決勝に進出。しかし、ビッグイヤー獲得を懸けたファイナルではバイエルン(ドイツ)に1-2で敗れ、惜しくも準優勝だった。
同メディアは「究極の“死の組”と呼ばれたこのグループは、サッカー界のスペクタクルだった。セルヒオ・アグエロやダビド・シルバといった21世紀最高のプレーヤーを擁するマンチェスター・シティが最下位に終わったことが、このグループの質の高さを物語っている。ドルトムント、レアル・マドリー、アヤックスは、それぞれ豊かなサッカーの歴史を持ち、このグループが世界中のサッカーファンの記憶に刻まれ続けることを確実にした」と振り返っている。
2位に選ばれたのは、2018-19シーズンにバルセロナ(スペイン)、トッテナム(イングランド)、インテル(イタリア)、PSV(オランダ)がしのぎを削ったグループBだ。
FWリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)を擁するバルセロナが首位通過を果たし、トッテナムが2位で決勝トーナメントへ。トッテナムは勢いそのままにクラブ史上初の決勝進出を果たしたが、ベスト4でバルセロナを撃破したリバプール(イングランド)に0-2で屈し、欧州制覇にあと一歩届かなかった。
同メディアは「このグループは欧州サッカーのエリートたちのショーケースだった。天才メッシを擁するバルセロナ、(マウリシオ・)ポチェッティーノ率いるトッテナムの逆境への強さとエネルギッシュなスタイル、(アントニオ・)コンテ率いる戦術的に見事なインテル、そして才能あふれるPSVが、このグループを実に予測不可能なものにしていた」とレポートしている。
また、3位は2021-22シーズンにリバプール、アトレティコ・マドリー(スペイン)、ポルト(ポルトガル)、ミラン(イタリア)が顔を合わせたグループB。リバプールは6戦全勝と圧倒的な強さでグループを突破し、レアルとの決勝まで勝ち進んだが、0-1の敗戦でFAカップ、カラバオカップに続く3冠達成は叶わなかった。
同メディアは記事の最後で「豊かな歴史と競争力を持つチャンピオンズリーグは、ファンに数々の忘れられない瞬間を与えてきた」と言及。「8月31日に抽選会が行われる今季チャンピオンズリーグを前に、このような“死の組”がさらに増え、比類ない興奮とドラマがもたらされることを願うばかりである」と締めくくった。
以下、イギリス『ギブミースポーツ』がランク付けした“死の組”トップ10
1位:2012-13シーズンのグループD
1.ドルトムント(14)+6
2.R・マドリー(11)+6
3.アヤックス(4)-8
4.マンチェスター・C(3)-4
2位:2018-19シーズンのグループB
1.バルセロナ(14)+9
2.トッテナム(8)-1
3.インテル(8)-1
4.PSV(2)-7
3位:2021-22シーズンのグループB
1.リバプール(18)+11
2.A・マドリー(7)-1
3.ポルト(5)-7
4.ミラン(4)-3
4位:2002-03シーズンのグループE
1.ユベントス(13)+9
2.ニューカッスル(9)-2
3.ディナモ・キエフ(7)-3
4.フェイエノールト(5)-4
5位:2002-03シーズンのグループA
1.アーセナル(10)+11
2.ドルトムント(10)-1
3.オセール(7)-3
4.PSV(6)-3
6位:2020-21シーズンのグループB
1.R・マドリー(10)+2
2.ボルシアMG(8)+7
3.シャフタール(8)-7
4.インテル(6)-2
7位:2003-04シーズンのグループB
1.アーセナル(10)+3
2.ロコモティフ・モスクワ(8)0
3.インテル(8)-3
4.ディナモ・キエフ(7)0
8位:1998-99シーズンのグループB
1.ユベントス(8)+2
2.ガラタサライ(8)0
3.ローゼンボリ(8)-1
4.ビルバオ(6)-1
9位:2010-11シーズンのグループA
1.トッテナム(11)+7
2.インテル(10)+1
3.トゥウェンテ(6)-2
4.ブレーメン(5)-6
10位:1994-95シーズンのグループA
1.ヨーテボリ(9)+3
2.バルセロナ(6)+3
3.マンチェスター・U(6)0
4.ガラタサライ(3)-6
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Source: 海外サッカー
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