これまで数々のゴールを記録してきたインテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、自身のキャリアで“お気に入り”のゴールを明かした。英『デイリースター』が伝えている。
バルセロナ、パリSG、インテル・マイアミ、そしてアルゼンチン代表で積み上げてきたゴールは通算で「821」。その中には、22年カタールW杯決勝フランス戦で奪ったゴールや08-09、10-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝マンチェスター・U戦でのゴールなどもある。
しかし、メッシが「常に覚えている」という“お気に入り”のゴールはそれらではない。『フットボール・フランス』の取材に対し、「僕はいつも特別なゴールが重要だと話している。CLやW杯の決勝でゴールを決めたこと…。ただ、常に覚えているゴールはベルナベウで行われたCL準決勝で2-0で勝利したときのレアル・マドリー戦のゴールだ。そのうちの一つだね」と語っている。
メッシがお気に入りと話したのが、10-11シーズンの欧州CL準決勝第1戦レアル・マドリー戦の2ゴール目だ。敵地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだ第1戦、後半31分に右サイドから送られた弾道の低いクロスに飛び込んで先制点を奪ったメッシは、42分に再びネットを揺らす。
センターサークル付近でボールを受けたメッシは、MFセルヒオ・ブスケツに預けると、加速してリターンパスを受ける。MFラサナ・ディアラを振り切ってさらにギアを上げると、DFセルヒオ・ラモス、DFラウール・アルビオルを次々とかわしてPA内へ。追走するマルセロ、S・ラモスを寄せ付けずに右足のシュートを放つと、ボールはGKイケル・カシージャスの脇を抜けてゴールネットを揺らした。
メッシの2ゴールで敵地で2-0と先勝したチームは、カンプ・ノウでの第2戦は1-1のドローに持ち込んで決勝へ。決勝のマンチェスター・U戦でもメッシはチーム2点目を奪い、3-1の勝利、そして欧州王者へと導いた。
【動画】通算821得点、メッシの“お気に入り”ゴール
Source: 海外サッカー
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