Jリーグ特別指定選手制度にJFA推薦を追加!! 大学2年までの選手対象、加入内定不要で若手輩出を促進へ

10代でのA代表招集選手輩出を促進へ
 日本サッカー協会(JFA)は9日に理事会を開催し、JFA・Jリーグ特別指定選手制度に「JFA推薦の特別指定選手」を追加することを決議した。大学2年までの選手を対象とし、該当する選手は受入先クラブへの加入内定を必要としない。Jクラブの育成組織に所属する選手は2種登録選手としてJリーグ等の公式戦に出場できるため、選考対象外となる。

 特別指定選手制度は「最も成長する年代に、種別や連盟の垣根を越え、『個人の能力に応じた環境』を提供する」ため、高校・大学年代の選手がクラブチームやサッカー部に所属しながらJクラブの公式戦への出場を可能とする制度。2018年に認定要件として「受入先のJクラブにプロ選手として加入することが内定している」ことが追加された。

 改定1年目の3月下旬には当時大学1年だったMF児玉駿斗(東海学園大→名古屋/現徳島)の“3年後”の名古屋加入内定が発表され、特別指定選手として登録されたことで注目を集めた。一方、17年まではFW田中和樹(浦和学院高→FC東京/現千葉)など、受入先クラブへの加入が内定せずとも特別指定選手としてJリーグで経験を積む例もあった。田中はその後法政大を経て京都でプロキャリアを始めている。

 今回、JFAは加入内定が要件にあることで高校生や大学1・2年の選手が該当しにくいことから、「プロ選手との試合・トレーニング経験を積むことで大きく成長が見込まれる選手」をJFA推薦枠として特別指定選手に認定できるように変更した。選考はJFA技術委員会の議論を経て行われ、受入先クラブは当該選手の負担を考慮して同一都道府県内のJクラブにするという。同一地域に複数のJクラブがある場合の受入先クラブも同委員会が選定を行う。

 JFAは改定にあたって技術委員会・強化部会・ユース育成部会・Jリーグ強化担当者会議にて協議済みだと伝えている。JFAが掲げる「16歳・17歳でプロデビューする選手、SAMURAI BLUE(日本代表)に選出される選手」の輩出を促進することも大きな狙いのようだ。


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Source: 国内リーグ

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