クリアソン新宿(JFL)は10日、MF森村昂太(35)が今シーズンをもって引退することを発表した。
森村はFC東京でプロキャリアを始めると水戸ホーリーホック、ギラヴァンツ北九州、アビスパ福岡、FC町田ゼルビアでもプレーした。町田では6シーズンにわたって活躍し、1年目にはチームのJ2復帰に貢献。JリーグではJ1リーグ3試合、J2リーグ340試合22得点、J3リーグ18試合2得点を記録し、21年に当時関東1部の新宿へ移籍した。
引退の理由について森村は「自分が選手として求められる結果に対して、実力という面でクラブに貢献することができない、ピッチの上で与える側の基準に達していない、そう判断しこの決断に至りました。言うまでもなく自分はJリーグから来た立場として、ピッチ上での圧倒的なパフォーマンスでチームに対して貢献することが、選手としての譲れない条件でした」と説明している。
その上で「正面から向き合うのはとても勇気のいることでした。ただ、情熱をもってプレーする最高の仲間たちや苦しい状況でもいつも当たり前にように本気でクリアソンを後押ししてくれる方々の姿を見ると、『このまま、自分が大切な選手としての一枠を使っていいのか』と葛藤が大きくなっていくのを感じながら日々を過ごしていました」と告白し、「5歳から、30年間プレーしてきたサッカーを辞めることに未練や寂しさはありますし、今も色んな感情が整理できないまま自分の中をめぐっていますが、この決断に迷いはありません」とコメントしている。
今後は「未来を創る仕事をしたい」とし、新宿のアカデミースタッフになるという。「サッカーに魅了された一人として、これからもサッカーを愛するサッカーファミリーであり続けます。引き続きどうぞよろしくお願い致します」と伝えている。
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Source: 国内リーグ
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