いよいよ始まるW杯アジア2次予選に向け、強い覚悟で帰国した。合宿2日目の14日、この日帰国したばかりの日本代表MF守田英正(スポルティング)は練習後に取材に応じ、「(2次予選は)結果として全勝しないといけないし、その中で自分たちに焦点を当てて、今出ている課題だったり、オプションを増やすことだったり、公式戦という緊張感の中でどうトライし、どうモノにするかが大事になる」と意気込んだ。
11月に入ってから公式戦3試合連続で欠場していた守田だが、12日のベンフィカ戦に先発出場。リスボンダービーで約2週間ぶりの復帰を果たした。「内転筋、股関節のあたりに違和感、痛みを感じて、ダービーがあったので、それに向けて治そうという感じで大事を取った」。ベンフィカ戦出場後も「問題なかった」と大きなリバウンドもなく、「コンディションは良いし、2試合出るつもりで来ている」と、16日のミャンマー戦(パナスタ)、21日のシリア戦(ジッダ)を見据えた。
引いて守る相手との試合も想定されるアジア2次予選。「ボックス内に9人も10人もいたら点を取るのは難しい」。そう指摘する守田は「立ち位置とか、ボールの動かし方とか、きれいなテンポ感とかを意識しがちだけど、シンプルに縦ポンで背後に蹴って人を走らせたり、クロスだったり、大胆な力強いサッカーもしないといけない」と力説。「シンプルなきれいなサッカーを相手が嫌だと思わないなら、それは間違い。怖さが大事だし、サイドからの大胆なクロスとかシンプルにプレーしてもいいと思う」と話した。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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