[11.18 国際親善試合 U-22日本 5-2 U-22アルゼンチン アイスタ]
U-22日本代表デビュー戦で初ゴールを決めた。FW福田師王は後半40分に途中出場すると、その4分後にゴールネットを揺らす。試合後には「絶対出たら決めるというのが頭にあったので、決められて良かったです」と喜びを語った。
わずかな時間で結果を残したが、ベンチに座っているときからゴールは意識していた。「前半に見ていて、CBの両方が広がって、間が空いているところを見つけていた」。4-2で迎えた後半44分、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)のパスに反応し、相手のCB間を突く。「みんな上手い選手なのでボールは出てくるだろうと信じて走った。あとはシュートは自信があったので、決めちゃいました」。デビュー戦ゴールを飄々と振り返った。
年下世代の無邪気さと生意気さがあふれ出ていた。出場前から気負いは無し。大岩剛監督からかけられた「楽しめ」の一言を守り、U-22アルゼンチン代表という相手にもリラックスして立ち向かう。「ワクワクしかなかったですね」とマイペースだ。試合終了後には再び指揮官から声をかけられた。「やったなって言われたので…あざ~すって(笑)」。19歳は臆せず、大勢の取材陣の笑いを誘った。
マイペースだが、強がりなビッグマウスではない。これまでU-22日本代表を背負ってきたFW細谷真大(柏)にはリスペクトの様子。「まだまだこれから点決めていかないと残っていけない。真大くんみたいにすごいフォワードの選手がいるんで、負けないように頑張っていきたい」と謙虚だ。A代表のFW上田綺世についても「やっぱりすげえなって。体も強くて収められるし、背後にも抜けられる。“二刀流”って感じで尊敬してます」と独特なワードで称えていた。
ストライカーとして大きな一歩を踏んだ。自らの役割は一貫して「点を決めること」と強調する。パリ五輪を目指す大きな力になるために、「これからも謙虚に頑張り続けていきたいと思っています」と力を込めた
(取材・文 石川祐介)
Source: サッカー日本代表
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