来年4月にカタールで開催されるU23アジアカップの組み合わせが23日に決定。パリ五輪最終予選も兼ねる同大会のグループリーグで、U-22日本代表は韓国、UAE、中国と同じグループBになった。韓国『大邱 毎日新聞』によると、U-23韓国代表指揮官のファン・ソンホン監督が抽選結果についてコメントしている。
同大会で上位3位以内に入れば、来夏のパリ五輪出場が決まる。4位でもアフリカ勢とのプレーオフに回るため可能性は残されるが、プレーオフは6月開催が予定されており、スケジュール面でも避けたいところだ。3位以内を目指す中で強豪国と当たる可能性は高く、一発勝負の決勝トーナメントで韓国と当たらなかったことを良しとする声もある。
そんな中、韓国も日本との対戦に少なからず危機感があるようだ。日本が韓国と同グループに入ったのには大きな理由があり、日本が各出場国のポット分けでポット1に入ったが、韓国はポット2。昨年6月にウズベキスタンで開催されたU23アジア杯の準々決勝で日本は韓国に3-0で快勝。日本は3位入賞を果たしており、この結果がポット分けに影響した。日本に屈した韓国も、日本を警戒している。
同メディアでは、ファン・ソンホン監督が韓国サッカー協会(KFA)を通じてコメントを発表したことを伝えている。ファン・ソンホン監督は現役時代にセレッソ大阪や柏レイソルでプレーし、1999年に韓国人として初めてJリーグ得点王に輝いた元韓国代表ストライカーだ。日本と同組になったことに「ベスト16入りしたチームに簡単な相手はいないと思っていたが、比較的難しいグループに入った。油断できない相手だと思う」と胸中を明かす。
「われわれも競争力がある。最善を尽くして良い結果を得て決勝トーナメントに進みたい」(ファン・ソンホン監督)。まずは“死の組”でのグループリーグ突破に照準を合わせているようだ。
同メディアは、韓国と同グループに入った日本と中国のメディアの様子を伝えている。日本については「抽選結果に大いに緊張している。韓国を警戒しているようだ」とコメント。また、中国はすでに諦めムードであることも伝える。「日本、韓国と一組になった以上、オリンピックは夢も叶わなくなった。本当に難しいグループだ。心を空っぽにしなければならない」と報じているようだ。
Source: サッカー日本代表
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