5月のU-20ワールドカップを終えたU-20世代から3選手が、AFC U23アジアカップ カタール2024予選に臨むU-22日本代表に選出された。U-20W杯に出場したMF松木玖生(FC東京)、DF高井幸大(川崎F)、そしてこれまで年代別代表で活躍したDF中野伸哉(G大阪)も大岩剛監督体制で初招集となった。
2003年以降に生まれた3選手がチームに加わった。U-20日本代表でキャプテンを務めた松木は、2022年にウズベキスタンで行われたU23アジアカップ以来のU-22日本代表での招集となる。U-20W杯では全3試合の先発入りを果たした高井はU-22日本代表では初招集。代表経験豊富な中野は19年U-17W杯に出場したほか年代別代表に名を連ねてきたが、U-20W杯のメンバーには選ばれず。しかし今回改めてパリ五輪を目指す一人として代表復帰となった。
異なる経験値を持つ3選手が、U-22日本代表に勢いをもたらす存在となる。大岩監督は「U-22日本代表に入ったからには、われわれのスタイル、プレーモデルを把握した上で、ピッチ上で存分に発揮してほしい」と発破をかける。新戦力たちに対して「彼たちを特別扱いする必要もない。若くて勢いがあり、野心がある。そういうものはしっかりと出させてあげられるように場を作る」と歓迎した。
下の世代の台頭は、これまで大岩監督体制を支えてきた選手たちの成長にもつながる。指揮官は「彼たちが伸び伸びとプレーをしてくれることが、このグループで活動している選手たちの刺激になる」と真意を明かす。「競争力を上げる上では、非常に大きな力になってくれる」とチーム全体の躍進に期待を込めた。
(取材・文 石川祐介)
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Source: サッカー日本代表
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