久保建英がレアル・ソシエダの3ゴールすべてに関わり、古巣のビジャレアルに快勝。今回はビジャレアルの地元紙『エル・ペリオディコ・メディテラネオ』の記者を30年間務め、現在フリーのジャーナリストとして活躍するホセ・ルイス・リサラガ氏に、現在の久保がビジャレアル在籍時からどのように変わったかを分析してもらった。
【日に日にメッシを彷彿とさせる存在に】
視聴者投票によるビジャレアル戦のMVPにタケが選出されたが、この日のプレーに私はまたしても驚かされた。なぜならアタッキングサードにポジションを取り、相手ゴールに対峙した時に違いを生み出せる選手になっていただけでなく、チームが守備をやらなければいけない時、コレクティブなプレーに参加するという、より重要なタスクを遂行していたからだ。
タケは私が史上最高のサッカー選手と考えるリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)を彷彿とさせる。この偉大なアルゼンチン人選手は、その高いクオリティーだけでなく、集団での守備的な働きでも際立っており、加えて個人的な振る舞いもすばらしい。すべてにおいてタケはメッシと同じ道を歩んでいると私は感じている。
ビジャレアル相手に、ラ・レアルは非常に高い位置からプレスをかけてゲームをスタート。タケは相手の動きを封じ込めるという、地味ながらも非常に重要なこの仕事に、何度かファールを犯してまで懸命に取り組んでいた。
そして攻撃では、右サイドからウマル・サディクの背後でプレーし、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ、アルセン・ザハリャンとすばらしいコンビネーションを見せ、チームの全得点に関与する活躍を見せた。
1点目のCKでは正確なキックでミケル・メリーノの頭にボールを合わせ、今季3回目のアシストを記録。2点目のCKでは両腕をX字にしてサインを出して戦略的なプレーを実践し、スビメンディのゴールの起点となった。
そして3点目は、メッシもかつて決めたことがあるような芸術作品だった。タケはピッチ上でメッシと同じ才能やインテリジェンスを持ち合わせており、完璧なボールコントロールと右足の正確なシュートでGKのニアサイドを破った。彼は左利きだが、メッシのように両足をうまく操ることができる選手だ。
タケは試合後、「メリーノ選手がボールを持つのが見えた時、僕はいい位置にいた。でも彼には僕が見えていないと思ったので、自分の居場所を知らせるためできるだけ大声を出したところ、グティのようなヒールパスを出してくれたんだ。僕はただ注意を払い、落ち着いて、フィニッシュするだけだった」 とこのプレーの詳細を振り返った。
12/11(月) 17:05配信 スポルティバ 全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/e869a42a1297f884d9dd7b62fe52f344b463543f
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Source: サカサカ10
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