元プロサッカー選手で、サッカー評論家のセルジオ越後氏(78)が11日放送のBSトゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」(月曜後9・00)にゲスト出演。日本人や日本メディアは「海外ブランドに弱い」と指摘した。
セルジオ氏は冒頭、今の日本サッカー代表について聞かれ「いや~良くなりましたね」と称賛。一方で「ただ、国際的にベスト16(W杯)という壁をなかなか破れないところが低迷していると思うんです。そこを破らない限りは一歩進んだという事にはならないかと」と釘を刺した。
番組ではセルジオ氏の過去の“辛口コメント”を紹介。当時15歳でプロデビューを果たし、17年には大フィーバーを巻き起こしていた久保建英に対し「15歳久保はまだ何者でもない。スター作りが始まったな」とコメント。この発言に関しセルジオ氏は「日本はアイドルを作りたがる。芸能界でも歌は下手でもアイドルになれるからね」とチクリ。
続けて「なぜ日本は15歳、15歳と18歳以下の選手に対しメディアが騒ぎたてるのか?それは野球文化の影響が強い。野球は高校卒業するまでプロになれない。サッカーはクラブチームがあるから若くても出来る。野球でもね、今ロッテにいる佐々木朗希君なんかは高校時代からプロになってもバリバリ出来たと思う。(過去には)15歳でもプロになれる能力を持った人はいたはず」と持論を展開した。
さらに「ただ久保くんの場合は元バルセロナ、その次はレアル・マドリードといった“看板”を使ってるのよね。それが結局メディアとしたら値打ちがある。日本はいい車があるのにベンツとかポルシェの方がいいっていうじゃん。いい時計があるのにロレックスがいいと。海外ブランドに弱いのね」と説明。他にも「日本は海外組というブランドを作った。日本人にとっては海外組が凄いステータスになった」と海外移籍すれば上手くなるという考え方は大きな勘違いだという事を改めて呼びかけた。
2023年12月13日 22:55 スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2023/12/13/kiji/20231213s00002000697000c.html
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Source: サカサカ10
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