同じ右サイドバックとして学べることも多そうだ。28日に始まった日本代表のトレーニングキャンプには30日までの3日間、ロールモデルコーチとして元日本代表の内田篤人氏、中村憲剛氏も帯同。DF毎熊晟矢(C大阪)は合宿中に積極的にコミュニケーションを取るつもりだ。
「歴代の右サイドバックでも最高の選手だと思っている」。内田氏についてそう語る毎熊は「スピードがあって、アップダウンできて、オーバーラップしてクロスのイメージがあるけど、立ち位置に頭を使ってポジショニングを取っているなと思っていた。そういう選手はなかなかいない」と指摘。「こういう機会もなかなかないので、ポジショニングや立ち位置の部分を聞いてみたい」と目を輝かせた。
内田氏も高校入学当初は攻撃的なアタッカーだったが、その後右サイドバックにコンバートされ、鹿島、シャルケ、日本代表と階段を駆け上がり、世界の舞台で躍動した。東福岡高、桃山学院大時代はアタッカーが本職だった毎熊は20年に入団した長崎で右サイドバックにコンバートされ、C大阪での活躍、そして今年9月のA代表初招集にもつながった。
すでに国際Aマッチ3試合に出場。9月以降の代表活動には毎回招集されているが、「代表に定着したとは思っていない」と力説する。元日のタイ戦後にアジアカップの登録メンバーが発表されることもあり、「個人としては最後のアピールの場。そのつもりで体もつくってきた。最後にアピールして、大事な大会に選ばれるように頑張りたい」と意気込んだ。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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