AFCアジアカップ(12日開幕)を控える日本代表は7日、カタール・ドーハでトレーニングを行い、1時間強にわたって汗を流した。左足首を負傷中のMF三笘薫(ブライトン)、左太ももを負傷中のMF久保建英(ソシエダ)、体調不良を訴えたDF中山雄太(ハダースフィールド)が練習を欠席。左足ふくらはぎの負傷明けのDF冨安健洋(アーセナル)も室内で別メニュー調整だった。
日本代表は5日午前、元日のタイ戦(○5-0)の帯同メンバーを中心とした第1陣がカタール入り。タイ戦に帯同しなかった海外組は所属クラブの活動が終わって順次合流し、6日午前の練習から本格始動した。現在、ドイツで負傷の状態確認を行っていたDF板倉滉(ボルシアMG)を除く25選手が合流しており、板倉も7日夜にカタール入りする予定となっている。
初日のトレーニングでは三笘、久保、中山が欠席し、冨安が別メニュー調整。前日6日の練習を体調不良明けのため別メニュー調整していたMF堂安律(フライブルク)が合流したが、全体練習に参加した選手は21人にとどまった。一方、今回の合宿では来年のU-20W杯、4年後のロサンゼルス五輪を目指すU-19世代の5選手がトレーニングパートナーとして帯同中。不足した練習要員としてさっそく貢献していた。
トレーニングパートナーも含めて26人の選手たちはジョギングなどでウォーミングアップを行った後、3色ビブスでチームに分かれ、パス&コントロールを実施。ここでは前田遼一コーチ、テクニカルスタッフの渡邉秀朗氏も練習に加わった。
続いて同じビブスを使って5対5対5の変則的なボール回しを行った後、最後はフィールドプレーヤーが1人多い11人で布陣練習を実施。いずれのチームにもトレーニングパートナーが入っており、主力・サブを分ける意図はない模様で、守備の選手を置かずに接触プレーを制限しながら攻撃の形を確認していた。
布陣練習のチーム分けは以下のとおり
▼ビブスなし
上田綺世
前田大然 浅野拓磨
南野拓実 大関友翔(※)
旗手怜央 本間ジャスティン(※)
町田浩樹 毎熊晟矢
遠藤航 渡辺剛
GK
▼ビブスあり
細谷真大
中村敬斗 伊東純也
貴田遼河(※) 堂安律
守田英正 佐野海舟
伊藤洋輝 菅原由勢
市原吏音(※) 谷口彰悟
GK
攻撃側GK:野澤大志ブランドン、中村圭佑(※)
守備側GK:前川黛也、鈴木彩艶
※=トレーニングパートナー
日本代表は8日にも引き続きトレーニングを行った後、9日に非公開でヨルダンとのトレーニングマッチを実施予定。シーズンオフに入っていた国内組、負傷のため公式戦の出場機会から離れていた選手たちのコンディション確認を進めつつ、14日のグループリーグ・ベトナム戦に向けた最終調整を行う。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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