青森山田の2年生MF別府育真は後半ATにピッチへ「自分たちの代でも優勝」来年度は連覇&3冠目指す

青森山田MF別府育真(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[1.8 選手権決勝 青森山田 3-1 近江 国立]

 日本一の瞬間をピッチで迎えた。青森山田高(青森)のMF別府育真(2年=クマガヤサッカースポーツクラブ出身)は後半アディショナルタイムにピッチへ。右サイドハーフの位置に入った2年生にプレータイムはほとんど残っていなかったが、「選手権はあこがれの舞台。短い時間だったけど、ピッチに立たせてもらって、応援してくれた仲間に感謝したい」と感慨深げに語った。

 3回戦の広島国際学院戦(○7-0)では5-0の後半25分から途中出場し、6点目をアシストした。準々決勝の昌平戦(○4-0)も後半31分から途中出場。この日が今大会3試合目の途中出場だった。

 決勝でピッチに立った下級生は、先発したDF小沼蒼珠(2年)、途中出場した別府とMF谷川勇獅(2年)の2年生3人。日本一の看板を背負って戦う来年度に向け、「もう一回ここに来て、自分たちの代でも優勝するんだという目標を前よりも強く持つようになった」と、気持ちを高ぶらせた。

 今年度は高円宮杯プレミアリーグとともに2冠を達成した青森山田だが、全国高校総体(インターハイ)は3回戦で敗退した。「3冠は難しい目標だけど、この代の先輩方でも達成できなかった3冠を取って、どの代よりも強いチームにしていきたい」と、21年度以来となる3冠を目標に掲げた。

(取材・文 西山紘平)


●第102回全国高校サッカー選手権特集
Source: 大学高校サッカー

コメント

タイトルとURLをコピーしました