身も心もスッキリしてアジアカップに臨む。昨年10月に通称「ネズミ」と呼ばれる関節遊離体の除去手術を受けた日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は「やっとスッキリして戻ってこれて、コンディションも練習をするごとに上がっている。大会に入りながらさらに上がると思う」と、日に日に状態が上がっていることを実感できている。
昨年10月の手術以降、ブンデスリーガで実戦復帰しないまま日本代表に招集された板倉は元日のタイ戦も欠場。試合後はクラブの要請で一度ドイツに戻り、6日のトレーニングマッチに60分間出場した。そこからカタールに移動し、ドーハに到着したのはチームで最も遅い7日夜。9日には完全非公開で行われたヨルダン代表との練習試合に先発した。
前半12分には先制点も決めたというセンターバックは「(得点は)うれしいけど、今じゃない」と苦笑い。21年5月28日のミャンマー戦での代表初ゴール以降、A代表では得点がないだけに、「大会で決めたいし、DF陣が決めることも少ない。セットプレーはキーになる」と力説すると、優勝候補筆頭と目される大会へ、「初戦が一番大事。(優勝)候補で終わらず、結果を残したい」と意気込んだ。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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