浦和レッズは14日に新体制発表会を行った。FC岐阜から加入したDF宇賀神友弥は、2021シーズンの契約満了から3年ぶりに復帰。「一度浦和を退団してまた帰ってくるとは思っていませんでした」と思いを語った。
浦和退団から2シーズンをJ3リーグで戦った。22シーズンはリーグ戦30試合3得点、23シーズンは34試合1得点。宇賀神は「J3という場所だったが、戦い続けた結果がこの場にいることだと思っている」と振り返った。
心残りはリーグタイトルだ。「引退しに来たわけではない。ポジションを掴んで、優勝に貢献するために来た」と強調。「おかえりと言っていただけるが、ただいまはピッチにもう一度立つときに言いたい」と力を込める。経験豊富な35歳は「これだけ実力のある選手がいる。自分なり経験のある選手がまとめたり、うまくいかないときに何ができるかというところが優勝するために一番必要」とまとめ役も買って出るつもりだ。
背番号は浦和でのプロデビュー年度に着けた35番となった。現在3番を背負うMF伊藤敦樹からは「着けてください」と言われたようだが、「クラブとして伊藤敦樹選手を推しているので付けられなかった(笑)」と冗談交じりに真相を明かす。「35番を背負って一から始めようという気持ちと、サッカー人生最終章に向けてもう一度やっていきたい」と番号決定の思いも口にした。
背番号決定には、さらにエピソードを付け加える。「プラス、僕の盟友である槙野(智章)も5番なので、3+5ということで35。そういう思いも背負って戦いたい」。浦和を背負う責任を知るベテランは、気負うことなく活躍を誓っていた。
(取材・文 石川祐介)
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