改めてセットプレーの重要性を再認識する試合にもなった。14日のベトナム戦(○4-2)は前半11分にCKの流れから先制に成功したが、その後、セットプレーから2失点。チームは逆転勝利をおさめたものの、課題と反省は残った。
日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)は「こういう大会はセットプレーが攻守において重要になる。セットプレーで取れたら楽になるし、一発で決められる難しさもある」と指摘。当然、ここからチームとしての対応と修正は図るとして、伊藤は「チーム全員がセカンドボールの反応で止まってしまった」との反省も口にした。
前半16分の1失点目は相手のCKからニアで合わされたが、ショートコーナーへの対応で2人が寄ったところでゴール前のマークが曖昧になった一瞬の隙を突かれた形だった。「ショートの対応に行ったときのスペースというか、ゴールはきれいだったけど、そこのバランスはチームの課題」と伊藤。CKの守備はもう一度整理する必要がありそうだ。
FKから喫した2失点目はMF遠藤航に競り勝ったベトナム選手のヘディングがゴール前でバウンドし、GK鈴木彩艶が弾いたこぼれ球を押し込まれた。伊藤は「競り負けることはあるし、セカンドボールにチームとして反応しないといけない」と、フィールド選手の足が止まってしまったことを反省。初戦で出た課題を第2戦以降に生かしていく。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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