左手首の負傷で一部別調整が続く野澤大志ブランドン「まだ万全じゃないので焦らず慎重にやっていこうと」

日本代表GK野澤大志ブランドン
 19日のイラク戦(●1-2)でベンチ外となった日本代表GK野澤大志ブランドン(FC東京)は一夜明けの20日のトレーニングでGK練習に加わらず、守備陣のビルドアップ練習に参加するなど手を使ったメニューを回避していたが、この日も報道陣に公開された冒頭15分間の練習ではGK練習には参加したものの足だけを使ってプレーしていた。

 年末の国内合宿で左手首を痛めて練習を1日休んでいたが、その影響が今も残っているようだ。21日の練習後、報道陣の取材に応じた野澤は「手首の状態を見て、まだ万全じゃないので焦らず、(練習に)入って痛めてとならないように、慎重にやっていこうと」と説明した。

 トレーニングでは現状、シュートを受けるなどのプレーができていないが、キーパーチームの一員として自分にできることを全うするつもりだ。初戦のベトナム戦(○4-2)に続いて2試合連続で2失点している現状を踏まえ、「チーム全体で確認しているところはある」と話した野澤は「個人的には……」と、自身が考えていることも打ち明けた。

「イラク戦は立ち上がりで相手の勢いに持っていかれたところがあったけど、キーパーとしてどう改善できたのかということを考えている。キーパーから何かできることはあったのかは分からないけど、立ち上がりの失点を防いだら流れが変わったのかなと」

 野澤には国際Aマッチ出場経験がなく、GK前川黛也(神戸)も1試合、GK鈴木彩艶(シントトロイデン)がイラク戦で6試合目だった。GK陣の国際経験の少なさを指摘する意見もあるが、「プレッシャーには感じていないし、やれる自信もある。鈴木選手も前川選手もそれだけの実力があるからここに来ている。そこに不安は感じていない」と強調すると、ここまでの2試合のプレーに対して批判の声も出ている鈴木に対しても「もっと良くなると思っているし、そこは信じている」と口にした。

(取材・文 西山紘平)


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Source: サッカー日本代表

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