22日に行われたアジアカップのA組第3節・カタール代表対中国代表で、カタールが3人のGKを起用する珍しい事案が発生した。
すでに首位通過を決めているカタールは今大会出場のなかったGKサード・アルシーブを先発メンバーとして起用。前半を無失点で終えて0-0で試合を折り返した。すると後半からアルシーブに代え、同じく出場のなかったGKサラー・ザカリアを投入。24歳のGKにアジア杯の経験を積ませる判断をした。
しかし後半14分にアクシデントが発生する。中国が右からのCKを獲得すると、ゴール前に送られたボールに飛び込んだ中国のFWリン・リョウメイとパンチングを試みたザカリアが頭部同士で接触。ザカリアは負傷交代を強いられ、ここまでの2試合でゴールを守っていたGKメシャル・バルシャムが出場することになった。
思わぬGKチームのフル起用となったカタールだが、バルシャムの投入直後に決勝ゴールが生まれて1-0で勝利した。敗れた中国はグループリーグの3試合を0ゴール1失点で終え、2分1敗で3位に。決勝トーナメントの進出可否は他グループの結果を待つことになった。
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Source: 海外サッカー
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