アジアカップに参戦中の日本代表は19日、グループリーグ第3戦でインドネシア代表と対戦する。決勝トーナメント進出には引き分け以上が必要な一戦。午後2時30分(日本時間午後8時30分)のキックオフを前にスターティングメンバーが発表され、森保一監督は第2戦のイラク戦(●1-2)から8人を入れ替える大胆なターンオーバーに踏み切った。
足首の負傷で全体練習合流が遅れ、イラク戦で後半45分間出場したDF冨安健洋(アーセナル)がついに初先発。2試合途中出場が続いていたFW上田綺世(フェイエノールト)とMF堂安律(フライブルク)も先発起用された。中盤にはMF旗手怜央(セルティック)を抜擢。過去2試合では4-2-3-1の布陣が採用されていたが、流動的でありながらも4-1-4-1に近い陣形で臨むとみられる。
GKは鈴木彩艶(シントトロイデン)が引き続き起用され、4バックは左から今大会初出場のDF中山雄太(ハダースフィールド)とDF町田浩樹(サンジロワーズ)の2選手が起用され、冨安、DF毎熊晟矢(C大阪)と並ぶ。中盤は3戦連続先発のMF遠藤航(リバプール)がアンカーに入り、旗手とMF堂安律(フライブルク)がインサイドハーフに入る見込み。サイドハーフは左にMF中村敬斗(スタッド・ランス)、右にMF久保建英(ソシエダ)。1トップは上田が務める。
23人のベンチ入り枠からは左足首負傷で別メニュー調整が続くMF三笘薫(ブライトン)、左手首に痛みがあるGK野澤大志ブランドン(FC東京)に加え、2試合連続フル出場していたDF板倉滉(ボルシアMG)が外れた。冒頭15分間が報道陣に公開された23日の全体練習には姿を見せていたが、試合までの間に何らかのアクシデントがあったとみられる。
対戦相手のインドネシアはD組最下位のFIFAランキング146位(日本は17位)。それでも近年は帰化選手を中心に力をつけてきており、今大会第2戦ではベトナムを下し、D組2位の日本と勝ち点3で並んでいる(得失点差で3位)。過去の通算対戦成績は日本の10勝2分6敗だが、対戦は日本が5-0で勝利した1989年6月11日のイタリアW杯予選以来35年ぶりとなる。
日本はすでにグループリーグ首位通過の可能性がなくなっており、2位通過を目指す状況。引き分け以上が条件となる。敗れても「各組3位の成績上位4チーム」の突破条件を満たす可能性は残るが、他グループの結果次第。優勝に向けて再び勢いをつけるためにも確実に結果を出さなければならない一戦だ。
[日本]
▽先発
GK 23 鈴木彩艶
DF 19 中山雄太
DF 16 毎熊晟矢
DF 15 町田浩樹
DF 22 冨安健洋
MF 6 遠藤航(Cap)
MF 10 堂安律
MF 17 旗手怜央
MF 13 中村敬斗
MF 20 久保建英
FW 9 上田綺世
▽控え
GK 1 前川黛也
DF 3 谷口彰悟
DF 24 渡辺剛
DF 21 伊藤洋輝
DF 2 菅原由勢
MF 14 伊東純也
MF 8 南野拓実
MF 5 守田英正
MF 26 佐野海舟
FW 18 浅野拓磨
FW 25 前田大然
FW 11 細谷真大
▽監督
森保一
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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