久保と菅原が顔にクリームを…27歳誕生日の板倉滉をチームメイトが手荒い祝福

27歳の誕生日を迎えたDF板倉滉をMF久保建英とDF菅原由勢が祝福
 カタールのドーハで合宿中の日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)が27日、27歳の誕生日を迎えた。「サッカー選手としてはもう若くないし、誕生日を迎えたくないなと思いますね」。そう苦笑いを浮かべると、「年下がこれだけ増えて、若くないなと。もうベテランの域に足を一歩踏み入れている。より一層責任感を持ってやらないといけない」と改めて抱負を述べた。

 全体練習前にはMF久保建英の発案で選手、スタッフとともにこの日、練習見学に来ていたドーハ日本人学校の子供たちも一緒に2列に並んで花道を作り、その間を通る板倉の頭をみんなで叩くなどして祝福した。

 報道陣の取材が終わると、テレビ局が準備したバースデーケーキをDF菅原由勢とMF久保建英が持って登場。MF南野拓実の誕生日だった今月16日の練習後には板倉が菅原とともにケーキを持ってお祝いする一幕があり、予想はできていたようだが、顔にクリームを塗った菅原と久保にそのクリームを自分の顔にも塗りつけられ、思わず悲鳴をあげていた。

 24日のインドネシア戦(○3-1)はベンチ外となり、スタンドから試合を見守った。試合後、森保一監督は「選手起用の中で、申し訳ないが、違った選手を起用しようという考えの中、ベンチ外ということを受け入れてもらった」と説明。詳細な理由は語らなかったが、その後、ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督が「1日か2日間だけ体調を崩していたようだ」と明かし、体調不良による影響だったことが判明した。

 板倉は「コンディション的にそれはあった」と認めたうえで、「森保さんとも話した中での決定だった。切り替えてチームが勝つこと、それだけだった」と、インドネシア戦は外からチームをサポートすることに専念した。

 チームは3-1で勝利し、2位でのグループリーグ突破が決定。31日の決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦することが決まった。バーレーン戦まで中6日空くということで、試合翌日の25日はオフとなり、選手たちはリフレッシュ。板倉は「いい休養は取れたので、あとは試合に向けて上げていくだけ」と、27歳で迎える一戦に視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)


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Source: サッカー日本代表

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