2度の決定機を逸したバーレーン戦(○3-1)から一夜明け、日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)があらためて「結果を出せていない。チームの勝利に貢献できていない」と悔しさを前面に出して反省した。
決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦には後半35分から1トップで途中出場。その5分後に左サイドを個人技で突破したMF三笘薫からラストパスを受けたが、ゴール前に走り込む際にPA内で足がもつれてトラップが乱れ、シュートを打てなかった。後半アディショナルタイムにはDF中山雄太のスルーパスに抜け出してGKと1対1の場面をつくったが、右足シュートをGKに止められた。
いずれも相手が前がかりになっている中で訪れたビッグチャンス。日本は浅野が出る時点で3-1とリードしており、そのまま逃げ切った形だが、終盤は4点目、5点目を狙える状況で相次いで好機を逃し、フィニッシュの部分だけを見れば大味なプレーが続いた。
負傷から復帰してすぐにサイドで無双した三笘については「(三笘)薫は100%完璧なプレーばかりしてくれている」と表現した。反対に自身については「チャンスをものにしないと意味がない」とばっさり。チームメイトからは「チャンスはつくれている」というポジティブな声も受けたというが、「あれが自分の今の実力。これで良いとはこれっぽっちも思っていない。ゴールでチームの勝利に貢献したい」と意欲を掻き立てる。
中2日で臨む準々決勝のイラク戦に向け、この日はバーレーン戦先発メンバーに加えて三笘やMF守田英正、MF南野拓実といった途中出場の一部選手もホテル内での調整となったが、浅野は最後のシュート練習まで含めて精力的に汗を流した。
「チームのみんなが頑張ってくれて、次につなげてくれていることは幸せだし、感謝しかない。悔しさは次の試合に向けるしかない。ゴールでチームの勝利に貢献したい」と奮起を誓った。
(取材・文 矢内由美子)
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Source: サッカー日本代表
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