左足打撲の影響はなさそうだ。1月31日の決勝トーナメント1回戦・バーレーン戦(○3-1)の試合終了間際に左すね付近を打撲した日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)。この日の練習でもテーピングを付けている姿が見えたが、「大丈夫です」と試合への影響は否定した。
3日の準々決勝で対戦するイラン代表はFWメフディ・タレミ(ポルト)が累積警告で出場停止だが、FWサルダル・アズムン(ローマ)は健在。昨季までレバークーゼンでプレーしていた相手エースとはブンデスリーガでも対戦してきた。
「実際にドイツで対戦しているし、力のある選手というのは分かっている」。187cmのアズムンは高さと力強さを兼ね備えるが、バーレーン戦でも194cmの長身FWと対峙した経験を踏まえ、「ポジション取りから有利な状況をつくって、なるべく相手の良さを消すというのは前回の試合でも意識していた。それは引き続きやらないといけない」と強調した。
イランは4-2-3-1のトップ下で全4試合に先発してきたタレミが出場停止となり、代役やフォーメーション含めて読みづらい部分もある。「試合が始まってみないとどういう形で来るかは分からない。試合が始まって臨機応変に対応したい」。イランと対戦した前回大会の準決勝も局地で激しい肉弾戦が繰り広げられた。「デュエル、空中戦が多くなると思う。しっかり勝っていかないといけない」と力を込めた。
バーレーン戦で負傷交代したMF旗手怜央は右ふくらはぎ肉離れと診断され、MF伊東純也の離脱も決定。準々決勝からの残り3試合は24人で戦うことになる。「2人がチームを抜けてしまうのは痛いし、これまでも日本代表を支えてきたメンバーなので悔しい思いも持っている」。そう率直な思いを打ち明けた板倉は「自分たちにやれるのはチーム一丸となって、2人の分も戦って優勝すること。そこに集中したい」と、目の前の試合に視線を向けた。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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