ファビオ・カリーレ監督騒動に揺れるサントス(ブラジル)に新たなトラブルが発生したようだ。マレーシアで地元クラブと親善試合を行うことを発表したが、相手クラブが否定する異例の事態が起きている。
サントスは今月2日、ロシアの強豪クラブ・ゼニトらと対戦するイクオリティ・カップに参加することを発表。大会はカタールで行われるが、終了後の同17日にクラブ初のアジアツアーとしてマレーシアでケダ・ダルル・アマンFCと対戦することも伝えた。
しかしケダ・ダルル・アマンFCは3日に声明を発表し、サントスとの試合について「公式に承認した事実はない」と対戦を否定した。地元メディア『BHオンライン』の取材に応じたクラブ関係者によるとサントス戦のオファーがあったことは事実だという。それでもスケジュール面の都合から合意しておらず、その情報がプロモーターを経由してサントスに伝わっていないことが誤った発表に至ったとみられている。
創設111年目で初めて2部に降格した名門・サントスは、新監督にカリーレ氏を招聘したことを昨年12月に発表。しかしカリーレ監督が昨季指揮したV・ファーレン長崎はサントスよりも早く続投を発表しており、契約が残るなかで “強奪”をする形になった。長崎は「当事者間による解決は不可能」として国際サッカー連盟(FIFA)に提訴することを明かしている。
Source: 海外サッカー
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