日本では多くの大学が卒業論文の提出期間を終え、卒業を控える学生が一息ついている頃だろう。締切日や提出したかどうかの確認は入念に行うように推奨されているが、イングランドの歴史あるクラブは致命的なミスを犯してしまった。
かつてのプレミアリーグ王者で現在はチャンピオンシップ(2部相当)を戦うブラックバーンが8日、今冬の移籍市場で獲得予定だったFWダンカン・マグワイア(オーランド・シティ)の加入が認められないことをイングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)から通告された。
『ESPN』によるとブラックバーンはD・マグワイアの獲得で必要な書類を作成し、期限付き移籍加入が内定していたという。書類を所定のシステムにアップロードして手続きは完了したかに思われたが、肝心の「提出」ボタンを押し忘れた。クラブはミスに気づいてすぐに提出したものの、移籍ウインドーが閉まる今月1日午後11時を過ぎていた。
クラブは締切前に書類が完成していたことを主張してEFLに控訴したものの、リーグは8日に「書類をアップロードしただけではEFLに送付したことにはならない」ことや「EFL執行部が規則と関連の手引きを正しく解釈して適用する上で、期間外の登録を許可する裁量権の準備はされていない」ことから棄却したことを発表。ブラックバーンもこの判断を受け入れたというが、18位と低迷するクラブにとって受け入れることが難しいミスになってしまった。なお、ブラック・バーンは昨シーズンも書類の不備で選手の獲得に失敗している。D・マグワイアはオーランド・シティに戻ったようだ。
Source: 海外サッカー
コメント