昨季限りでY.S.C.C.横浜を退団した元日本代表のMF松井大輔(42)が20日、現役引退を発表した。自身の公式インスタグラム(@matsuidaisuke_official)を通じ、元日本代表の大久保嘉人氏、レスリング金メダリストの吉田沙保里氏とのコラボ配信でサプライズ発表。途中からは現在無所属のMF本田圭佑も合流し、南アフリカW杯でベスト16入りを果たした3トップ共演も実現した。
松井はライブ配信でル・マン、ジュビロ磐田、横浜FC、サイゴンFC、Y.S.C.C.横浜など過去に所属したクラブのユニフォームに着替えつつ、所属当時の思い出話を展開。記者会見ではなくコラボ配信という異例の引退発表には「俺の場合はこういう感じにやりたかった」と笑みを見せつつ、「この4人に送っていただいた感じ。楽しく終われた」と感慨を語った。
続けて松井は「12月に引退試合やらせていただくと思うので、その時はぜひ。3トップでまた出れたらね。あの時みたいに走れないけど」と引退試合の構想も明言。これに対して本田は「めっちゃ走ってたもんね。大ちゃん」とねぎらった。
また南アフリカW杯の思い出話では、グループリーグ第2戦のオランダ戦でMFウェズレイ・スナイデルに豪快なボレーシュートを叩き込まれたシーンの対応が話題にのぼった。「もうちょっと早く(自陣に)帰っておけば良かったなと」と振り返る松井に対し、本田が「今から岡田さん(岡田武史監督)呼ぶ?あの時戻るべきやったか聞く?」とかぶせるなど、ユーモアあふれる掛け合いが見られた。
さらに松井は本田に対し、現在の立場を質問。すると本田は「僕は現役とか引退の概念ないから」と断言しつつ、「サッカー好きやから草サッカーやるやん?僕の概念はそれに観客がいれば現役なんで。見たい人が一人もいなくなったら引退する。嘉人さんのサッカーとか、大ちゃんのサッカーは見たい人いるから。トッププレーヤーでいたいかは別の議論で、人を喜ばせるサッカーは十分できる」と持論を展開した。
Source: サッカー日本代表
コメント