[2.23 J1第1節 名古屋0-3鹿島 豊田ス]
鹿島アントラーズが敵地で名古屋グランパスに3-0で勝利した。鹿島の開幕戦勝利は3年連続。名古屋は14シーズン以来、10年ぶりの開幕戦黒星となった。
新戦力は名古屋がDF井上詩音(←甲府)、DF三國ケネディエブス(←福岡)、MF山中亮輔(←C大阪)、FWパトリック(←京都)が先発。鹿島はDF濃野公人(←関西学院大)とFWアレクサンダル・チャヴリッチ(←スロバン・ブラチスラバ)が開幕スタメンを勝ち取った。
鹿島がチャンスを確実にものにした試合になった。前半19分に右CKを獲得した鹿島は、DF植田直通が浮き球をゴール方向に跳ね返すと、後ろから飛び出したMF仲間隼斗が鮮やかに蹴り込んで先制点を決める。仲間はこの試合でJ1通算100試合の節目で、自らのメモリアルを祝った。
さらに鹿島は後半に入ってすぐの2分、濃野が右から上げたクロスは左に流れるが、DF安西幸輝が入れ直すと、競り勝ったチャヴリッチが頭で流し込んで追加点が決まる。さらに同17分にはカウンターからチャヴリッチが右サイドを突破。クロスを上げると、フリーでいた仲間が難なく頭で押し込んで、勝利をぐっと引き寄せる3点目が決まった。
名古屋もチャンスがないわけではなかった。前半27分には山中が蹴った右CKがそのままゴールに入ったかと思われたが、混戦の中でパトリックがファウルを取られて、ゴールは取り消し。ポゼッション率で上回る中で、交代カードを切りながら試合を勧めたが、なかなか鹿島の守備網を崩しきることができなかった。
なお、後半20分から名古屋は大卒ルーキーのMF倍井謙(←関西学院大)を投入。MF和泉竜司との交代でそのまま左MFに入ったことで、大学の同期で右SBで先発していた濃野と完全マッチアップが実現した。濃野が同24分に交代となったためにわずかな時間ではあったが、倍井が濃野を相手に突破を試みる場面もみられた。
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Source: 国内リーグ
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